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脚本：武藤将吾 監督：中澤祥次郎
『俺、戦い終わったお前におかえりって言うの、好きなんだよ。なんか家族って感じがしてさ』
ぎゃわー、当然予想してたけどやっぱりマスターがブラッドスタークだったよ。そりゃわかってた、けどそういう問題じゃないという展開。
今回も2回（以上）見返したけど、初っ端の鍋島の電話の時から戦兎がスタークの正体のことを知ってたと思うと全然見え方が違ってくるよなあ。知っててマスターの茶番を見てたんだね、とか。（でもローグの正体が幻徳だってことはまだ知らないのよね）
いや今回どころか、スタークの正体がはっきりしたこのタイミングで放送分全部見返すとたぶんいろいろ分かることもありそうなんだけど、残念なことに今そんな時間はないのです。
ストーリー的には濃かったようなそうでもないような、だけどカッコイイアクションが十分以上にあって、大きな謎が明らかになったけどさらなる展開に期待ができるという絶妙のバランス。
力が同じならあとは経験が物を言う…というスタークとローグの中身がマスターと幻徳だと考えるととても萌え。
いろいろ上手すぎる脚本！
そして葛城がファウストを作ったと言われてたのに実際はスタークとローグが作ったとさらっと明かし、そのスタークは難波重工と組んでローグが捨てられたと、なんかすごい展開。
てことは葛城巧をダシにして戦兎と龍我を罠に嵌めて仮面ライダーにしようとしたのはスタークなんだけど、それは誰の意思だったのか。まあ今となってはそれは戦兎に語ったような正義のためじゃなく、兵器として育てたかったということもあるわけで。だって仮面ライダーの本当の目的は戦闘兵器にすることだよね？
てことですごくなんとなくの記憶でいうけど、東都政府の幻徳＝ファウストのナイトローグ、正体不明→マスターだったブラッドスタークと、パンドラボックスを手に入れたい難波重工の関係と、今までファウストを作ったと思ってた葛城巧を偽装死させたこと、今彼がどこにいるのかなどなどあまりにも謎が増えすぎて。
あとこれでどう考えてもエグゼイド夏映画に出てきたビルドは「SEE YOU」という口癖からしても中身は葛城巧ってことなのかしら？（時制は無視）
しかしこれでスタークがマスターだとして、戦兎を拾ってビルドに変身させたのが最終的にパンドラボックスを奪いボトルを浄化するためだったにしても戦兎のことを家族だといい正義について語ったことは真実だと信じたいオレ。それについては戦兎も同じ気持ちだとは思うんだけど…なあ。この時点では。
いや戦兎のことよりも、もしオレが思ってる以上にもしマスターが好戦的かつ狡猾な人間になってたとして（パンドラボックスの光でね）、パンドラボックスとボトル浄化が目的ならもしかして美空ちゃんが本当の娘じゃないってことはあるのかなあ。あえて疑似家族押しなのはマスターの心なさなのか、本気なのかどっちなんだ？むしろ今回そこが一番気になって、ちょっとさびしくも悲しくなったんだけど。
マスターがあのまま逃げたら美空ちゃんはどうなっちゃうのかなあ。いやあそこで戦兎を気絶とかさせないでそのまま逃げたってとこがマスターらしいとは思ったんだけどｗ てかそこで引きかよ！
しかしパンドラボックスのすぐ近くにいたはずのスタークがあえてビルドに盗ませたパンドラボックス＆ボトルをまた難波重工に持っていくとして、その行動の意味がまったくわからないんだけど。あれ、オレなんか勘違いしてるのかなあ？
さらにこんな大事な話の回なのに戦兎のアジの干物好きと天岩戸作戦、龍我の大胸筋だの指が太くてキーディスプレイが打ちづらいだの奪ったパンドラボックスを取扱い注意の荷物として堂々と運ぶとかの小ギャグ、小ネタ。ネタじゃないけど戦兎の戸惑い気味の初変身とか入れてくる余裕。というか、あの空中に浮かぶ数式とかパイプ？とかって見えてんだ？マジかよ…
マスターがスタークだと証明する罠のためにオクトパスライトのベストマッチを使うその展開、ドラマとして上手いよ、さすが武藤将吾だよ。ありがとう武藤将吾！テーマとかモチーフとか関係なく、きっちりドラマとして物語を作ってくるところが素晴らしいよ！
もう何もかもが面白すぎて本当に久々にいい平成ライダーですよ！ (*´∀｀)=3
予告。
え、マスターって裏切り者扱いなの？石動惣一は死んだことにしたいの？そこまでシリアス？
というか、新フォームの兎の顔が…ｗ
