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ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

進撃の巨人(24)

進撃の巨人(24) (講談社コミックス)

進撃の巨人(24) (講談社コミックス)

 
いやなんか今回も読むのにメチャクチャ時間かかったんだけど。
ちょっと漫画的な意味での展開が飛んでるというか、脳内補完しないと行けないくらいには説明がなくて、そのぶん話が詰め込まれてるから理解するのに時間かかるんだよな。
とりあえずざっくりとした感想だけど、マーレ編になってからずっとライナーの話。今の話と過去の話が混じってるから、(この作者の画力では)それがぱっと見でわかりづらくて若干混乱w
というかライナーはそんなにも重要キャラだったのか?それともむしろマーレ編を描くためにライナーが描く必要が出来たのかしら?
つーかね、マーレ編で収容されてるエルディア人(ユミルの民)のことをやるにしても普通は獣の巨人のジーク(エレンのお兄さん)の視点だろ。なぜそこでライナーなのか。
そしてまさかそのライナー目線で超大型巨人が島に潜入、壁を壊すまでの話をやるとは…まったくの予想外。このタイミングでそれをやる必要があるのかって意味で。
ただ彼らがとても苦労したというのは実際描かれるとそれはそれでキツイな。
一応あのキャラの素性と状況、そこであの人と会うのか、いやそもそもあのキャラの目的は何?どこに手紙出したの?とかもろもろ、まだまだすごい展開しそう。
そしてやっぱりいちばんの謎は新しく出てきたしかし一体今後どういう話を展開するつもりなんだ?戦槌の巨人の持ち主だけど、ものすごくさらっとあの大陸の力関係が今までと逆転してたってわかって、えー!?としか。マジで。その上であのタイバー家のイケメン当主?のふるまい、どういうこった。どんな謎が?
しかし一体今後どういう話を展開するつもりなんだ?マーレ編は後付かもしれないけど、最初から予定してたとしたらすごいなー。
あと島の外の世界には中東もあるし黒人も、ヒィズル国の人たちもいるってわかったけど、ミカサたちアッカーマンの東洋の血筋ってのはヒィズル国とは違うのかな。
いいけど絵はアレだけど、諫山先生が意外と着物をちゃんと書こうとしてるというところは好感が持てるw
そういやアニメのシーズン3も決定らしいけど、どこまでやるんだ?
 
この巻まで読んでる人たちにはネタバレじゃないから言うけど、ふと思ったのはこれってすごく「MATRIX」みたいな話だよね。主人公たちが信じていた世界は実は作られたものだったと言うことを主人公や読者が知って世界の見え方が大転換する…というのが島編(て分けていいのか?)の終わりだったわけだけど、マーレ編て「MATRIXパート2」みたいに、じゃあ世界と戦って自分の体を手に入れよう、ってほど単純でもないから、語り口が性急かつざっくりしてしまうのは仕方ないのかなあ。
この巻の内容をまともに漫画にしたら倍はかかるよね。単純にそれくらいセリフ多いしw
衝撃の第一話を逆視点から見ると〜というだけでない背景を描くことでどこまで掘り下げたいのか、相当とんでもない話ではあると思う。進撃の巨人スゴい。