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脚本:八津弘幸 演出:田中健太
今回の話もよくわかんなかった。なんでこんなにテンションというか、ストーリーの良し悪しにバラつきがあるの?良し悪しというかピンチや困難(を克服する)という結論ありきのストーリー展開が強引すぎというか。
宮沢社長がこはぜ屋を売りたくないというのはもちろん分かるんだけど、急に町の小さな工場の偏屈社長になっちゃったなあ。なんでみんなこんな人についてってんだ。最初の頃のこの人なら仕方ないなあっていう可愛げが全然なくなってるよ。
というか、シルクレイのソールが作れない、アッパー素材の供給の目当てもつかないというあの状況で、なぜ駅伝に出て宣伝しようと思ったのか。宣伝して万が一発注が来ても対応できないじゃんよ。アホなのか(ストーリーが)
もちろんスポンサーが付けばいいってことだろうけど、市民ランナーが使う変なランニングシューズってだけじゃなんの価値もないと思うんだけど。有名選手が使って結果をだしてこその宣伝であって、そもそもアトランティスの横やりが入ったからと言って、先週の時点でこのネット口コミが発達した世の中で茂木が復活したシューズってのがなんの話題にもならないってオカシイよな。
あとシルクレイの契約のときもそうだったけど、シルクレイ製造機って飯山さんが貸してくれただけだったよねえ。だからこはぜ屋の社外〈顧問〉のはずなんだが、なぜそれをこはぜ屋が資金を集めて造り直すって事になってんだろ。それ含めての顧問契約じゃないの?そもそも本当に1億円かかる機械なのかどうかも知らないんだけど。
それにこはぜ屋の買収と飯山が持ってる特許の話は別だし、よく考えたらシルクレイ目当てのフェリックスの買収話って、宮沢社長だけの問題じゃなくね?いやフェリックスがシルクレイの特許を使いたいってのは飯山さんはわかってるわけだから宮沢社長と対策を話し合えよと。坂本ちゃんもマッチングしたならそこは上手くやれよと。って、ああ、そこが引っかかってたんだよ!なんで一緒くたなの?
あとさ、茂木にスポンサードの話はやっとしたみたいだけど、茂木はまだ走ってるんだから市販品でもいいから陸王使えばいいのにって思うんだけど、違うのか。というか市販品が普通に流通してるような販売状況で茂木に供給したシューズが一足ってこたないよなあ。そういうとこが普通に気になるんだよ。
というか今回の話だって、宮沢社長が他のランナーを助けた話は美談にならないの?陸王の宣伝にはならないとしても地元の老舗足袋屋の美談って、普通に足袋は売れそうなもんだけど。地元新聞はちゃんとそういうとこ取り上げろよー。
描かれてるエピソードとストーリー展開の目指す方向がバラバラでまったく納得できん。
まあ結局こはぜ屋はフェリックスの買収話に乗るんだけど、御園社長が最後にニヤリなのは何なの?もしかしてある意味正しくてわかりやすい小原部長よりも食えないやり手だったとかってことに?