そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダービルド#45「希望のサイエンティスト」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/build/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/build/
脚本:武藤将吾 監督:山口恭平
『もし本当にそうなったら…父さんと一緒に地球を守ってくれるか?』『いいよ!』
 
エボルトはやっぱり消滅はしてなかったし、忍パパはやっぱり人類のためを思ってずっと裏切った振りをしていた…ってのは想定内だからいいんだけど、まさか前半、始まってすぐのこんなあっという間に忍パパが逝ってしまうとは。ショック。
いや忍パパがエボルトを裏切ってて、このチャンスをずっと待ってた、お前を利用して悪かった、許してくれ…って、そんな真顔で眉ひとつ動かさずに言うから戦兎=巧も信用できないってなってんじゃね?そう言うセリフは多少なりとも申し訳なさそうだったり笑顔で言うもんだと思うんだけど。
もしかしたらパパ的には「物理法則を超える現象=新世界」なるものでこの世界をリセットするまではまだ安心できないから笑ってなんかいられないってことかもしれないけどさー
…とか思ってたら、パパー!そんな本当の死ぬ間際になってやっと戦兎もとい巧に笑顔を見せるとか…あああ〜(´;Д;`)
顔が変わっても忍パパには以前の巧と同じように見えてんのかしら…ああ、なんでもっと早くにちゃんとした親子対面出来んかったのか。戦兎じゃなく戦兎の中の葛城巧とだよ。うう、巧くんの気持ちを思うとこんな別れは悲しすぎるぜ…
あーしかし、父親の真意を知っても戦兎の中の巧はまだまだ納得せずに一人自問自答かよーと思ってたけど、最後の脳内謎額縁(扉?)の陰でしょんぼりしてる巧が…
あれ戦兎ってか葛城巧の中にちょっとだけ残ってる父親に裏切られた息子の記憶の具現化だったのかなあ。これまでの描写からいうと戦兎って確かまだ悪魔の科学者時代のことは思い出してないんだよね、あの巧ってその時代の償いと後悔の記憶の具現化なのかなあ。
元々の巧の性格はテンション高いナルシストだけどシニカルで懐疑的な部分がある人物だったとすると、一時的に記憶を奪われたことでもうひとつの正義を愛する気持ちの方が優ったキャラクターが戦兎として現れたってことだろうし。
どちらにしてもこの設定は色々可哀想なところも含めて萌えるなあ。

てかさ、結局何気に「新世界」について説明されなかったような。
黒いパンドラパネルを揃えたらワームホールが作れてワープが可能になる。一瞬で他の惑星に行き来できるようになると何がどうして人類は守られるのかと。その現象を新世界って名付けてるのもイマイチよくわからない。普通はそういう言い方しないよね、まだそこに何か秘密があるってこと?
というか、こないだエボルトが東都官邸を破壊して見せたブラックホールの力ってワームホールと何が違うのか。同じようなものに見えたんだけど、そのへんどうなってんの?ワームホールはすごいけどブラックホールはすごくないってのは意味がわからない。物理法則的には両方似たようなもんだと思うけど。
てかそれ、平ジェネファイナルの異世界設定考えると異世界ありってことよね。
ワームホールが物理化学的に解明されるってことは異世界移動も、ひょっとしたら時間移動もできるんじゃね?もしかしてそれを使って10年前に戻ってエボルトを倒すとか?
さすがにそこまではやらねーか)←カブトかよw
それにしても遺伝子を自由自在に操る(そもそもエボルトのいう遺伝子とはなんぞや?ってのは延々と言い続けたい気がする)って設定をちょっとしたトリック展開に最大限に使ってる、やられる間際に一部分だけ内海に憑依したりグリスを攻撃ついでに一部だけカズミンに忍ばせて操ったり。完全体じゃないってことに戦兎たちが気がつかない(視聴者もだ)、それには理由が…ってのがのが上手いなあ。武藤さんほんと上手いなあ。
とりあえずエボルトは手に入れたパンドラパネル胸に直差し!完全体になって進化したら急にデザインがキモくなったよ!てかサイヤ人かよ!
カッコイイライダーちっくなデザインと比べると生物的に(むしろ怪人的)に禍々しくなった分、勝てる気がしないんですけど。ブラックホールとかワープとかヤバイんですけど。一瞬でよその星に行くとかヤバさ度合いが尋常じゃねえ。いいけどそれに耐えられる仮面ライダーのシステムもヤベーい。あそこ真空の宇宙だろ?!
というかちょっと絋汰神の星に似てる(植物がヘルヘイムの森っぽいよ)あの星の宇宙人どうなったん?
おまけに星ひとつ吸収してあのアームアーマーだけってどんだけコスパ悪いのか。

てか戦兎、10年前のパパとの記憶を今になってやっと思い出すとか、本当は心の底では巧も正義のヒーローとして戦いたい気持ちがあったのか。でも大人になって科学者になったらそういうSFみたいなことは子供っぽいって思ってたのかも?
そもそもあの式典の時点では茶化して言ってはいたけど、忍パパは地球外生命体がいるって確信があったんだよね。目が大マジだったし。だいたいあの時点であの時点でもう万丈生まれてるし。
というかあの時スカイウォールの惨劇が起こらないままエボルトが地球を破壊しようとしたら、もしかして本気で葛城忍がビルドとして戦ってたかもしれないってことじゃんよ。
あ、そうか今さらだけど、巧がマスターに憑依したスタークを倒そうと思った時に変身できなかったのも今思えば正義じゃないからか?え、そうなの?どう考えてもあの時点でスタークを倒すことは正義じゃね?
やっぱり微妙にオレの中でも時間軸のあやふやさと基本的に若干の胡散臭さが付きまとうのは、忍も戦兎=巧にしてもみんなどれくらいガスの影響があったのか、どの時点で正気に返ったのか、どの程度自分がやったことに対して自覚と認識がある上でそれを埋めあわせようととしてるのかがイマイチはっきりしないってことなんだけど、まあ今となってはまあいいや。幻徳みたいにその辺の経緯と本心がはっきりしてれば納得いくんだけど。
そういや忍パパの専門ってなんなんだ?宇宙人がいるとかいないとかの研究って物理学じゃないような。しかも宇宙人がいるとして人類を守る研究として変身ベルトってのは相当変わってると思うけどどんな変人だよ。しかもそういう研究が許されてた東都先端物質学研究所ってどんなとこだ。てか忍パパが超天才か。
ライダーシステムには感情が不可欠としたのもエボルトが進化しないためだったんだろうけどエボルトは感情を手に入れたから進化することができた。でも父親を殺された戦兎は憎しみの気持ちではジーニアスに変身できない、あくまでも正しい力を振るうためには正義の心でなければいけない…それが父親との約束だったと思い出した戦兎、つまり葛城巧。
「正義のために作ったライダーシステムは、憎しみなんかじゃ強くなれない」
という、変身それ自体にストッパーを付けてる、つまり変身できること自体が父親の意思だってところが果てしなく燃えるよ!タマラン。
そして結局どんな理論なのかはよくわからないけど、暴走するだけだと思ってたハザードトリガーはロストボトルの浄化装置だったということが明らかになり、忍が完全に人類を守るため、正義のためにずっと戦兎たちを裏切ったふりをしていたと証明されたわけで、戦兎の中の巧はどう思うのかと。このまま消えちゃいやー!
それにしても最近本当に万丈分が足りないんだけど、万丈分は映画で補えばいいんですかね?映画は戦兎×万丈なんですかね?
 
予告。
えー、グリス最後の変身…っても、カズミンが死ぬとは限らないよな。てか死ぬなー!
いかにも死にそうに変身してるけどドライバーが壊れて…という可能性にかけたい。まだ死なないよねえ…?
ってか、劇場版って今週の後の話なの?じゃあ来週はどうなるの、来週見てから映画公開じゃん?! いやーん、オレ夏の映画は時系列で見たいほうなのにー。
ビルド1話短くなったかもしれないのって、もしかしてタイミング的には本当は映画の直前にこの展開が来る予定だったってことなのかなあ?