テレ朝：http://www.tv-asahi.co.jp/lvsp/ 東映：http://www.toei.co.jp/tv/lupin-vs-pat/index.html
監督：杉原輝昭 脚本：香村純子
『俺がいる。前に言っただろ、君の力になりたいと』
圭ちゃん圭ちゃん…ああ、なんてモエエモ。
今まで何度も言ってるけど、国際警察が人々を恐怖におとしいれてるギャングラーよりも、敵を同じくする快盗を目の敵にして追いかけてることはいまだにオレは納得できてないんだけど、それでも何かと気にかけていた行きつけのレストランの店員の子がいろんな何かを抱えて命懸けで戦ってる快盗だと知っても力になりたいというのはモエエモですね。
まあいろんな何かを抱えてるってのを知ってるからこそ、たとえ快盗であっても圭一郎にとって魁利たちは理不尽な事件の被害者でしかないわけだけど。
でもそういうことじゃないよね、彼らの今までの繋がりは！
警察と快盗という以上に憧れつつも疎ましかったお兄さんと似てる敬遠してた相手が一番自分を気にかけてくれてるという、圭一郎の何の裏もない真っ直ぐで地道な気遣いがやっとここでクリティカルヒット。快盗仲間ですら誰かが倒れても残った1人がもくてきをはたせばいい、願いを叶えればいい…でやってきたからこそ、本気で気にかけてる気持ちは伝わるわけですね。やったね圭ちゃん！
でもそれは快盗と警察というより、圭一郎は圭一郎、魁利は魁利でしかない、交わることのない道であることをことさら理解せざるを得ないというわけで。
「俺はずっと…ずっとあんたを騙してたんだぞ！怒れよ、ルパンレッドと戦う時みたいに怒れよ！」
「怒ってるさ…自分の不甲斐なさに。俺はなぜもっと早く気付けなかったんだ！俺がもっと頼れる警察官だったら、苦しんでる君たちを救えたかもしれないのに…」
「あんたがどんな警察官だろうが関係ないさ。警察官に頼らない奴が快盗になるんだよ」
ああこれはエモい。追加戦士のノエルもそうだけど、今までにないレッド×レッドの関係性。
ノエルといえば。
ジュレの3人が快盗だって知ってて黙ってたノエルをなじる咲也が「面白がってたんですか！？」っていうのも咲也っぽいけど、「本当に、仲良くなれたら素敵だと思ったんだ」というノエルも大変ノエルっぽいです。ノエルは本当に素敵だなあ。何で？人間じゃないから？てか本当にコレクションの擬人化キャラだったらそういう人間っぽさに憧れて、アルセーヌをしたってた…とかだったら素敵だったのになあ～とまだ妄想。
あ、咲也は怪我をして昏睡状態の初美花ちゃんを普通の女の子だったのに怖かっただろうに…って気遣えるところがいいヤツ！そこが咲也！快盗たちの気持ちをわかってくれる、圭一郎も咲也もつかさたんも大人だね！
そしてイカレザミーゴにちょっとなんか言われたからって急に昔の自分を思い出して好き放題やってるドグラニオ様。
この展開、12月にやってもよかったんじゃないのかなあ。
いや、というか、今ここに至って街を破壊って、何をやりたいのかな？
最初の彼の目的は人間界を支配したものにボスの座を譲るだったけど、異世界を支配した時は何をしたかったのか、それも知らないから今何をしようとしてるのかもわからないんだけど。暴れたいだけ？ううーん、さっぱり。
というかドラグニオ様はあと2話でやっつけられんの？ラスボスはドグラニオ様でいいのね？
あとコレクションの大半がまだ親分のとこにあるって、何があるのか、そもそもコレクションの総数がわからねえ。アルセーヌはいくつ集めて願いを叶えたのか。全部取り戻したら何ができるのか。つまり今現状がどんだけヤバいのか、親分がどんだけ強いのかもわからねえ。
というか、街の人たちはどうなったの？マジで！
いや快盗が大切な人たちを助けたいと強く願うのはわかるけど、大量行方不明者がいたって話もついこないだ明らかになったわけだし、ほんとその他の人々の命や思いはどうなってんの？エモさは大変わかるんだけどオレそういうのが見えないのダメなんだ…
というかこれ、なんとなくだけど、お話としての上がりはドグラニオ様を倒すというよりコレクションを集めて願いを叶えるってことだろうから、もしザミーゴを倒したら快盗たちの大切な人たち、大量行方不明者たちが戻ってくるならコレクションで叶える願いはアルセーヌを生き返らせる（取り戻す）ってことなのかなあ。というかアルセーヌは誰なのか。あとまさかの展開は小暮さんの正体くらいしかないんだけどー？
ところでどうでもいいけど快盗たちのチーム衣装はあそこで着替えるのかい？普通にハンガーにかかってたけど。そしてノエルにコンビニ袋やエコバッグは似合わないけど、やっぱり今どきあんな紙袋に入れてくれるお店ってどんなとこだい？
予告。
とりあえずザミーゴですかね。快盗たちはアデューなの？
