そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

神はサイコロを振らない #3

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やっと見ましたが、今回は泣いた。もう後半かなり泣きが…イイ年なのでこういう人の気持ちの、ちょっとした何かですぐ泣くよ。
前半見てて、402便の乗客に早く教えてあげればいいのにと思ってたんだけど、なかなかそういうわけにはいかないってことですね。
病気と比べるのもあれなんですが、一応いつ死ぬか判ってるってことでいうと、限られた時間だから今まで出来なかったことをやろうという人と、「ガンエヴォ」の奥山氏のように例え死ぬと判ってても、その日までは日常を今までと同じように過ごそうという人がいると思うんですね。

今回はあと8日で自分たちが消えるということを知っていても、自分のやるべきことを日常の延長として悔いなく過ごそうとしている哲也(山本太郎)と知らないからこそ普段通りに自分のやるべきことをやろうとしている亜紀(ともさかりえ)。知っているからこそ、亜紀にはそんなことはいいからと言い、哲也のなるべく一緒にいたいという気持ちに応えられないヤス子(小林聡子)といういろんな立場であと8日間ということをどう思うかと言うのが丁寧に描かれててよかった。他の乗客も周りの人間もまだ知らない状態なのが、さて知ったらどうなるのかというところですが。


残り少ない命だから教えてあげた方が…と思うのは簡単だけど、実際死ぬかもしれないと思った人間からしたらそんな簡単なことじゃないという哲也とヤス子のやり取りから、結局亜紀のためを思って言ってしまうヤス子と、ショックは受けたけどヤス子の言うことだからとそれを受け入れて、残された時間をヤス子のために使いたいという亜紀とのやり取りが泣けた。
結局この話って、教授(大杉漣)の説明だと十年前に戻った途端本人達の記憶はなくなり、現在に残された人たちにしかその存在は認識されないということらしい。つまり402便の人たちがどう生きるかじゃなく、現在に生きてる人たちがこの十年間の喪失と向き合うという話なんだよね。残された人たちが悔いなく生きることが出来るか、そんなドラマ?
この手のドラマだといま会いとか黄泉がえりとかあって、はっきり言ってオレはどれも好きじゃないんだけど、ああいう「あの時をやり直せたら」みたいな後ろ向きなドラマじゃないのと作り方としてコメディ要素があってバランスがいいってことで、このドラマは面白いですね。
携帯やパソコンみたいな物で時代のギャップを表してるものいいね。十年前の人間が今のパソコンを使えるのはおかしいっていう感想を見たけど、ここ十年くらいだと基本は大して変わらないと思うよ。ノーパソにスゴイって言ったり携帯にカメラがついてるのがスゴイって言ったり、そんな結構微妙な感じなんだよね。十年前だって携帯はあったし(かなり大きいけど)。デジカメはまだなかったかな?フィルムって言ってるのが細かかった(笑)


てことで、理論物理学の説明で教授が番組タイトルを言ってみたけど誰も理解できなかったとか(これはいいケドw)、402便の謎のHPはヤス子の弟(武田真治)が作ってたってことがわかったとか、新聞にデカデカと乗客達が消えることが掲載されたとかで、次回。
ところで教授の説だと402便は過去に引き戻されるんだど、その後ってどうなるのかな?今の時間軸じゃ402便の残がいは2006年に現われたから見つかってないってことだけど、引き戻されたら当然1996年で墜落とかになるんだよね…?タイムパラドックス?それともパラレルワールド化?