「子供の事故は半減できる」の再放送。判りやすくて面白かったです。こういうネタが好きなんだ。
まあ一昨日のエントリーでも言ったんですが、起こったことは仕方ないし亡くなったり体が不自由になったりしなければよしとするしかないと思うんで、そういう事故があったとしても保護者の人を責める気にはならないんだよね。
ただそういうことに関して「知らなかった」はダメだと思うんですよ。知らなかった、気がつかなかったじゃすまされないというか、そういうことを知らせていくのがこういう番組の役割なのかな。そういう意味で「知らなかった」保護者には責任はあると思う。
でも基本的には危険から遠ざける安全対策というのはオレは反対なんだけどね。何が危険なのかを知ることは大切だし、それを如何に社会的に共有するかが必要だから。
もちろん歩行器みたいにその製品そのものが機能として当然持っている部分での欠陥を改良したり、ドアや階段の角をちょっと丸くするだけで怪我の度合いが大きく変わってくるとか、そういう構造的な欠陥を改良するのは必要だと思うけどね。意外と気がつかないもんだし。
それも含めて、親のせいで済ませないで事故の起こった原因を追及して検証することは、これからもっと必要になってくると思うしやらなきゃいけないと思いますね。
てことで事故を起こした遊具の、構造として何が欠陥なのかを検証するのは面白かったです。子供の動きは確かに思いも寄らないけど、構造的欠陥になってるのは大人の認識不足だったり、そういうことの研究不足だったりするってことだったし。いろいろ難しいけど、やっぱり知ることが大切なんだと思う。
それにしても事故を起こした子供の状況が殆どの場合ちょっと目を離した隙にというのが何とも…。家の中じゃ仕方ないけど、外で子供から目を離すのって、本当に一瞬たまたまその時だったりするのはもう不可抗力だと思うけど、（でもオレは子供の繋ぎ紐推奨だけど）そうじゃないことも多いよなあ。事故じゃなくても、子供を放置しといて買い物してる間に誘拐されたりもするわけじゃないですか。最近は学校の行き帰りとかはあんなにうるさく安全対策とかいってるのに、量販店とかスーパーに行くと一人でうろついてる子供は何であんなに多いのか、すごく不思議。電気屋の階段辺りでTV見てる未就学児童なんか、人いないし監視カメラだってないしオレだってどっか連れてけるよ？本当にそういうの見ると親はどうかしてると思うよ。スーパーのカートで一人で遊んでる子供もね。挟まって事故っても知らんよ？
番組中ですべり台の階段から落ちて腎臓破裂した子の両親が事故の検証に協力してて、その結果下手したら脊椎や頚椎損傷、または頭がい骨骨折の可能性もあったと聞いて、腎臓でよかったと父親が言ってたんだけど本当にそうだと思う。母親は付いてなかった自分が悪いと言ってたんだけど、それを旦那にも責められたらたまったもんじゃないよな。（でも4才の子供を一人で公園で遊ばせるのはやはりどうかと思う。事故らなくても誘拐されるかもしれないんだし）
あとオレが怖いと思うのは自転車に子供を乗せてるお母さん。子供にはヘルメットを被せようよと思うし、子供を乗せてさらに荷物を積んだ自転車を取り回せないんなら止めたほうがいいと思う。せめて押して歩けよと思うし、街で見ててヒヤヒヤするよ。その手の事故は全然同情する気にならんね。
