そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

白倉シェフのお仕事

ちょっとこちらでのエントリーに引っ掛かってコメントしたんですけど、コメント内容とは違うところで思いついたネタを。あちらのエントリー自体には関係あるようなないような。

PARALLEL LINEさん 「今年の白倉さま」


オレが勝手に考える白倉さんの今年の仕事っぷり。また変な例え話でスイマセン。
例えば東映という会社にいろんな料理を作る部署があって、カレーを作るべき部署でパスタを作ったら文句を言われるかもしれないけど、何のカレーを作るのかは上の了解がとれれば何でもオッケーだと思うんですよ。更にカレーの中の具材もシェフに任されてるとしたら、何を入れるかはシェフの判断でいいんじゃないかと思うんですよね。
今年は白倉シェフがカレーを作ることを任されました。そしていろんな人の好みを聞いてるうちにシーフードカレーに豚肉が入ったり牛肉が入ったりしても、まあ何とかカレーの許容範囲内であればいいという。それが美味しいかどうかは判らないけど、カレーであることに間違いはない…みたいなもんじゃないかな。カブトは。


逆にカレーばかり作ってるのはイヤだと言って、カレーを作るための材料で高級肉ジャガを作ってしまったのが高寺シェフの響鬼であって、しかもまず高級な肉ジャガを作るために高級なガス台を用意し高級な鍋を買い、高級な神戸牛(でもバラ肉)を買ってきてしまった。作業服も新調した。それで作り始めたんだが作ってる姿こそ格好良いんだけど、どうも素材同士が響きあわず、カレーはもとより肉ジャガにも見えなくなってきてしまった。周りからもそれ違うよと言われ始めたときに白倉シェフがやって来てその肉ジャガに市販のカレールーを入れてしまったのが響鬼後半。説明の必要はないと思うけど、肉ジャガもカレーも材料はほぼ同じですね。そしてカレールーを入れればどんな料理もほぼカレーになってしまうのがカレーというもの。
白倉シェフはたまたま高寺シェフの和食フェアの時に、ランチメニューを考えるのを嫌がった高寺シェフの代わりに用意された素材で和風カレーランチを出したら、意外と受けが良くて当たってしまった。一部の人を除いて、白倉シェフの和食もいけるんじゃないかという話で話題になったりもしたわけですな。

そして今回白倉シェフはとにかくカレーを作らなければいけなかった。何が何でもカレー。ということで「僕は自分の好みは関係なく万人向けのカレーを作りますよ、手堅くね。でも好みじゃなくても作るからには他所の店より美味いカレーを作りますよ、もちろん負ける気はしません」といい、「今はシーフードカレーが良いんじゃないかと思うんです」といってカレーを作り始めました。
ところがこの人はいきなりカレーに伊勢エビを入れてしまったのです。みんなは「そりゃないだろ!」と思ったんだけど、でも他にイカやエビやホタテも入ってたんで、周りもあまりおかしいとは感じなくなってしまい「そうか、これはシーフードカレーだったからね」とみんなが納得し始めたときに、白倉シェフは「隠し味はソースです」といってソースを結構たくさん入れてしまいました。「いくら何でもシーフードカレーにソースは…」と思った人もいたけど、カレーにソースの隠し味はアリといえばアリだから、とりあえず黙ってカレーの様子を見守ろうかと思っているところ。
さて白倉シェフは一体この先何を入れるつもりなのか、まあそういうことじゃないかと。


白倉シェフの思惑はともかく、この人がカレーを作るといってる以上出来た物はカレーだと思うのですよ。白倉シェフが何のカレーが好きかは知らないけど、少なくとも彼は自分が作りたいものと食べたいものは別だと考えてるし上からのリクエストに応えられる腕前を持っているんで、そのうちシャンゼリオンラザニアとか555カレーみたいな自分の拘りの料理を作ることは出来る立場にいると思うんですね。だって彼は東映の花形シェフだし、彼が提案したランチコースSh15uyaは彼の名前がついてるというだけでそれなり店のファンには注目されたわけだしね。まあ食ったら騙されたって人はいっぱいいそうだけど。