そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーカブト「第24話」

『この勝負、俺の負けだ』


坊っちゃんノブレス・オブリージュ。素直に負けを認めることが出来るのは己を知るということだけど、でもどうせなら神代家の財政事情も知って欲しかったよな。しかしそうするとサソードの資格は「ノブレス・オブリージュ」なのかなー。サソリって聞いたときから何となく銀河鉄道の夜のサソリの話が頭にあったんだけど*1、サソリってそうもののメタファーなのか?
ラーメン対決は落ちるところにキレイに落ちたって感じ。隠し味はやっぱり愛情ですか。まあそんなことで悟るくらいならもっと前に悟っとけよって気もするが。でも坊っちゃん、じいやのクビを思いとどまっただけで屋台をやってたことまではあの時点では知らないよなあ。
結局この話って剣坊っちゃんが天道に加担する理由を作る話なんだよね?そうするとじいやから屋台の事の経緯を聞いてそれで天道のノブレス・オブリージュに感嘆した…まで行かないとダメだよな。まあそこは脳内補完てことで。(と思ったけどラーメンの味で全てを悟ったってこともあるだろか?『俺は勝負に負けたんじゃない、お前のノブレス・オブリージュに負けたんだ』ってそういうことかなー?)
でもやっぱり坊っちゃんはいい子だったな、よしよし。
話戻るけど、じいやの屋台と知らないで天道に勝負を挑む坊っちゃんのラーメンは豪華食材入りで300円、そりゃオレでも行くね。そんな金にあかせて作ったラーメン、客が来れば来るほど赤字って、すでにそこで勝負に勝っても懐は負けてるような気もするよ、ホント意味ねー(笑)そしてやっぱり天道様はタダ働き。
そんな「粋(すい)」を集めたラ・メーンに天道は「粋(いき)」で対抗って、ちょっと洒落てるな。結局対決してないけど、通りすがりの岬さんの「かけそば最強」発言には笑った!
『ならない』妹ちゃんはカワイイ〜


ラーメン対決はどうでもいい加賀美、天道がすっかり狂言まわしになってる間に主人公のように物語の謎に迫ってますね。
渋谷に行くという加賀美を田所さんが止め、天道が止めようとするんだけど、それでも渋谷に行くという加賀美。
『どうしても渋谷に行くというならっ!…俺はお前を倒すしかない…』珍しく天道が声を荒げてるけど、一体何を知ってるのか。『この俺を簡単に倒せると思ってるのか』ってまた加賀美もずいぶん強引。どちらがひよりのためなのか、知らない間に核心に迫ってんでしょうか?ドキドキ。またここの天道様が苦悩に満ちた表情してて別の意味でもドキドキするよ。
明らかに何か知ってる天道。ひよりに知らせたくないのは加賀美が何も知らないのに対して天道はそれを知ってるからなんですが、それが正しいとは限らない、真実を知ることで乗り越えられることもあるという加賀美の主張はいつもとは逆で、今回は天道の方が感情的、加賀美の方が理屈として筋が通ってる気がします。
それにしてもすっかり強気な加賀美はなんだか新鮮。ザビーの時はいろいろ道を見失ってて天道に対して対等とは言い難かったけど、自分の道を見つけた以上迷わない…ってことで熱血な俺様ぶりが現われてますねー。はっきりと天道に対してNOといえるようになったのが大きいね。この二人、やっぱり俺様同士というか、クール俺様の天道と熱血俺様の加賀美でいいコンビじゃないかと。やっぱりこういう緊張感のある男同士の関係は萌えるなあ!(笑)


その肝心のAREAXは加賀美陸と三島が何やら秘密めいた話をしてるけど、新の処遇について全く答えてない陸に三島さんキレかけ?他に意味ないよなー?三島には別のシナリオがあると言うことも考えられるけど…?
パパのいうことは随分と意味深ですね。ストレートにいけば増え過ぎたネズミは人類、川に飛び込むことはもしかしてワームになること?その行く先は地獄だがその結果が人類の種としての希望を見出すことなのか。でも落ちたネズミはどうなるの…?扉の向こうには何があるのか。
ひよりの持ってた緑の石は母親の指輪の石と同じだった…これでひよりが完全に物語の真ん中にいることも明らかにされてしまいましたが、渋谷隕石とは何なのか?この謎から考えられることはやはりZECT、もしくはその前身組織がなんらかの実験をしてて、そのカモフラージュが隕石落下災害ということではないかということですが…
この先はちょっと推測の粋を出ない妄想なので後ほど別エントリーで。


結局渋谷の廃虚に行くことになった加賀美とひより。ひよりに『俺がそばにいる』というのは、確かに誰かを守る力があるからの発言なんだよな。加賀美、成長したなあ…と目頭が熱く。でもそのセリフの真意がわからんよ。そばにいる=守る=好き、なのか?
廃虚はどう見ても隕石災害の跡には見えないんだけど、この辺も実は…という何かがあるのか。影山ザビーは三島の命令で警備してたんだろな。加賀美を入れると明らかにマズイってことなんだろうけど、気になるのはAREAX内にワームがいることですが。渋谷以外の場所にいるワームは殲滅するのにこの中はいいのか?何らかの実験は続いているのか、それともあえてガーディアン代わりに置いてあるのか。
渋谷行きに反対してた天道、この流れからだとひよりが衝撃を受けるのはベルトの少年のことじゃなくて両親の死因、もしくはひよりの過去の様な気がします。それは天道のことは信じてるはずのひよりだから、天道自身がベルトの少年のことについて特に拘りがないように見えるからなんですが。
そして天道と加賀美のダブル変身&ダブルライダーキック!燃えるー!カッコイイ!
割って入ったザビーに剣坊っちゃんノブレス・オブリージュで助けにきてくれたのが何か嬉しいな。今回はワーム化してないのがちょっと安心。もしかして坊っちゃんが成長したってことで何らかの変化が?(これは判んないけどさ)
そしてどう見ても以前からこの場所を知ってたような天道。一行はとうとう地下の扉の前に。この扉を開けることはパンドラの箱のように絶望の中の希望となるのか?
そういやふと思ったけど天道が『おばあちゃんが言っていた…』といって天を指さすのはおばあちゃんは天にいるってことだよな。天=太陽ってことでおばあちゃんにベルトをもらったってことは…ないよな?


予告。地下の秘密実験室?マスクドライダー計画について知ってた天道。ホントに新展開だ。大介も戻ってきたよ!
劇場版予告。大和はZECTきっての鬼なのか。鍛えに鍛えたのか?

東映公式。

天道は何を知っていて何を知らないのか。ベルトの少年がしてたベルトはカブトのベルトだったけど、その少年は本当に天道なの?
そしてコスプレ?スーツ姿は刑事なのか。あんな刑事いませんよ!いいけど天道さん、そろそろ髪の毛が大変なことに。切りたいだろうなあ。そしてなぜ…じゃないよな、夏だからプール!誰がプールにいるのかが問題ですよ!(笑)
やっと折り返し点!

*1:銀河鉄道の夜」の"蠍の火"。小さな虫たちを殺して食べてた蠍がいたちに追われたときに、食べられるのが嫌で逃げた揚げ句井戸に落ちて溺れ死にそうになった。蠍は後悔して、虚しく命を捨てることになるくらいならいたちにくれてやればよかった、次の時は真のみんなの幸せのために自分の体をお使い下さいと神様に祈っていると、いつの間にか蠍は自分の体が真っ赤な美しい火になって夜の闇を照らしているのを見た…という話。