『まったく、微妙な疲れが溜まるよなぁ』
おっさん活躍&イイ話…なはずなんだけど、イマイチ詰まらんかった。普通のヒーロー物みたい。
再三言ってるようにリュウケンドーを面白くしてるのは細部というか、脚本にしても演出にしてもディテールをきちんと詰めているかどうかなので、そういうところを通り一遍の展開にすると途端につまらなくなるという見本でした。神は細部に宿るというしね。そういうところの拘りや練り込みがリュウケンドーをリュウケンドーたらしめてるというか、リュウケンドーが面白い部分なんだよな。
ネタは20話の「不動サン受難の日」と同じだけど、何がイカンかというと不動さんとマリアの交流がきちんと描けてないところですね。ここが全部この話のツボなのに。心の交流じゃなくマリアの行動のおかしさを描いただけだし、それに対して不動さんがどう思ってるのか判んないし。手繋ぎも不動さんが照れるとかあればそのあとのオチもいきるのになあ。演出がヘタなのか?
あとマリアの設定もなんだか中途半端。マリアの行動を見てジャーマロイドと人間の区別を付けるって話なのに、マリアを人間らしくしたらダメじゃん。
川崎ヒロユキ氏は武道大会の時は面白かったのになあ。(まああれは演出もキテたけど)今回は脚本も演出もダメっぽい、というか普通すぎ。
あとブラッディーが敵方のメインの話なのに、因縁のある白波が出ないのは変だと思うけど?どこ行ってんの、鋼一くんは。
それにこれってジャーマロイドがあけぼの町民に混じってるから疑心暗鬼になるという話なんだけど、結局いつものジャマンガ戦闘員が現われて悪さをして…と変わらない話になってるからあまり意味がないような気がする。そもそもあそこの町民に混じったら判ると思うんだけど…?
てことでいろいろ残念な話でした。不動サンはよかったよ。マリアもキレイだし。
魔法と科学のハイブリッドアンドロイドに人間の心が宿るってのは後々なんかの伏線にするつもりなのか?ゲキリュウやゴウリュウたちとはそもそも違うものだと思うけど…そういやゲキリュウケンはあの状態で発掘されたんだよなー、その辺りに何か秘密があるとか?
太陽の塔みたいなヘンテコアンテナとか、細かいとこだけどあけぼの牛乳のベンチとか、そういうところはいつも気が利いてるよなあ。
制作日記・ 第28話 『機械じかけの心』
またまた牛山巡査パート2。キャストが作品のことを好きだって言うのはイイよね。