そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

なぜ徹夜はいけないのか。

kasindouさんとこ(http://d.hatena.ne.jp/kasindou/20060811)でちょっとコメントしたんけど、まあ微妙にサークル参加者と一般参加者の認識の違いとか感じたんで。*1(kasindouさんが判ってていってるのかどうかは判らないんでその辺は追及しませんが)
その前にコミケの問題点はもちろんいろいろあるんだけど、表現の自由に関わるような著作権児童ポルノ法についてはノータッチで。そういう部分に関係ない徹夜という行為の是非についてだけ、ちょっと調べて判る程度のことでですが、意外と一般の人は何が問題なのか判ってないのかなということで。
一応興味ない人はないだろうから隠しときます。


一般の人が徹夜に対する認識はこの程度かな。コメント欄も興味深いですね。
徹夜の価値は。http://planchette3.net/archives/2005/04/post_6.html
そもそもなんでいけないのかという理由はこれ。
コミケ参加の基礎知識-なぜどうして徹夜がいけないのか
http://human-dust.kdn.gr.jp/doujin/gocomiket/tetsuya.html
で、もっとも問題なのはこういうことを徹夜組を含む一般参加者が理解してないってことで。
コミックマーケットが抱える問題
徹夜問題と同列にされてるこれらの問題の根っこは同じで、ひとつに「もしこれらのことによって何か事件が起きた場合、コミケはいつでもなくなる可能性がある」と言うことなんですね。これはここ数年実際テロとかもあったせいでずっと場内にアナウンスされてるし、それが実体験として身に染み込んでるからただでさえ無闇に正義感の強いオタク達は事件に発展しそうな徹夜組やオクでのチケット売買にも過敏になるんですね。
これだけのイベントになるとそんなことはないだろうと思ってる人もいるとは思うけど、コミケは営利イベントではなく、参加者の自主性で運営されてるイベントなんですね。だからいつなくなってもおかしくない。そして企業ブースやコスプレ参加の人は全く意識してないでしょうが、なくなると困るのは自分たちなんですよ。もちろん誰も助けてはくれないしね。
今の形態が自主イベントであるということと認知度を上げるための折衷案で、努力の結果だと言うのはあるにしても、お仕着せのイベントではないということは肝に銘じておくべきなんです。人が増えた分だけ昔よりいろんなルールが緩和されて善くなったこともあるけど、基本的には自分のことは自分で、他人に迷惑はかけないというのが、ひいてはコミケの存続に直結してるわけなんですよ。コミケ側が一般《参加者》と謳うのはそういうことです。
まあこういう治安の問題もあるけど、そもそも晴海時代から徹夜組のために借りてたA館の負担を誰がするかというとサークル参加者なワケで、これは営利でやってるわけではないのでそこまで負担する必要はないと言うことから昔から問題にはなってんですね。準備会の意向はともかく、一般のサークルからすれば大手の本を買うために徹夜なんかする人は別に来なくてもいいよ、な人達なんですよ。(だからkasindouさんのいうプレハブ建てて徹夜組を押し込む…ははなから除外なんですが)
余り詳しく知らないけど、規模が大きくなってからは警備費とか保険とかいろんな負担がかかってきてて、ちょい昔は5000円ほどですんでた参加費が今じゃ7500円ですからね。コスト面ではまあ余り冗談事じゃないんですよ。


実際今は昔と違ってコミケ以外のイベントはオンリー含めていくつかあるけど、結局なんでコミケかというとやっぱり《お祭り》だし、本を売るというよりもたまにしか会えない地方の同志と旧交を暖めるのが目的だったりするんですよね。あ、これは参加者側の意見ですが。だからコミケがなくなっても他のイベントで本を買えばいいやとか、通販すれば、同人ショップで買えば…とかそういう問題じゃないんですよ。
だから一応ささやかに言わせてもらえれば、企業にしか用のないような人とかコスプレしか用のない人、大手サークルの本だけ買えればいい人、そういう人達はいなくても全然困らないんで、むしろ絶対問題起こさないでくれ、と言いたいですね。

*1:一応オレはと言いますと最初の晴海時代から参加してたりしてなくても友達のところで売り子したり、なんだかんだいってコミケだけはずっと出てるんですよね。活動はしてなくても行って友達のところは回るとかさ。だから参加者という点ではいろいろ見聞きしてるし、友人たちが昔の大手だったり準備会と繋がってる人も多いんでたぶん普通の参加者よりはいろいろ知ってるはず。