そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

結婚できない男#7

http://www.ktv.co.jp/shinsuke/
オレはもともと盆暮れにも実家に帰らないような人間なんですが(だって遠いうえに帰ろうと思えばいつでも帰れるから。でも帰らないけど)、若いときは親を大事にしてる人でも、いい年(30代後半以上)になって結婚しろと煩くいわれて、それでも親孝行しなきゃと思うだろうか?特に親元にずっといる人。大抵逃げ出すと思うけどなあ。(逆にそういうプレッシャーを真面目に受け止める人ほど酷いことになってる気がするぞ)
だから当然桑野や早坂先生の気持ちがよく判るんだが、ホントにリアルだなあこれ(笑)でもたぶん桑野の偏屈さに共感できても、広く一般には判りにくい感覚だよな。普通に考えたらなんでそんなに親を邪険にするのかって話だし。…するもんなんですよ。
だからといって親が嫌いなわけではないのは、早坂先生のお父さん往診にも現れてんだけど、あの距離感もまたすごくリアルな感じ。桑野は〜判っててやってたのかどうなのか、でも関係ないといって切り捨てもしないのがギリギリか。ホテルの名前覚えてないはアレだけど(しかも結局全然違ってるし)たぶんそれくらいは他人のことを気に掛けてるんだけど、なかなか気がつかれないんだろうなー(苦笑)
何かというと調子が悪いのにかこつけて早坂先生のところに診てもらいにいくとこはなんか爆笑した。その理由が判ってるのか当の本人は?
金魚すくいのくだりとか(しかも毎年って…)、6人掛けテーブル一人占拠とか、一人ビアガーデン(しかもサンバ付き)とか、構って欲しいのか構って欲しくないのか。
二世帯住宅のくだりは桑野らしいというからしくないというか、予算の都合はどれくらい本当の話なのかな。でもキッチンは別にしたほうがあとあといいと思うが。(あれは家庭内抗争の原因だよ?)
あ、お父さんのオチはすぐ判ったんだけど、あの知って欲しいんだけど自分で言いたい、とりあえず桑野に言ったけど伝わってなくて憤慨…でも言わなくていいってのは爆笑。
いつものビデオ屋で行き合ったバンド野郎の客がカウンターの兄ちゃんの友達で、二人で桑野のことを話題にしてるっぽいのも何のツッコミもないんだけど笑った。「ゴッドファーザー東京へ行く」のDVDも「王家の花嫁」と同じく微妙な小ネタだ(笑)
相変わらず演出の間と会話のやり取りが微妙にリアルで可笑しすぎ。イヤミも言ってるんだけど本質的にはギスギスしてないのが心地いいよ。ああ、面白いよこのドラマ。