そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーカブト「第36話」

東映http://www.toei.co.jp/tv/kabuto/index.asp テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/kabuto/
『約束しろ。俺が暴走してひよりを倒そうとしたら、お前が俺を倒せ』


そうそう、それそれ。それが聞きたかったのよ。太陽は唯一無二といいながら天の道を邁進していた天道様が、初めて加賀美を当てにしたような。
 ※なんか考えすぎて、読み返したら感想というよりなんだか判らない文章に。考えること多すぎ。←ていうか眠かっただけかも


天道と加賀美はあとで語るとして、まず坊っちゃんとネイティブ立川とカ・ガーミン。
天道が見失った立川を見つける加賀美。(マジ、ちょっとビックリした。天道、もっと探せよ!)
剣のところに連れてったのはいいけど、加賀美は両方がワームだと知ってるからにしても、普通に考えて変です。ついでに坊っちゃんのであろうテロテロのシルクパジャマを着せられてる立川も変です。そして握手をしただけで立川がワームだと判る坊っちゃんも変です。
実はどうかなーと思いながらも引っ掛かってるのが、坊っちゃんは本当に記憶がないのかな?ってことです。今までの描写では他人に対して語ってないだけで、もしかしたらちゃんと自分で判ってるってことはないんだろうか。だって触っただけで相手がワームだと判るって、加賀美や天道のことを考えると有り得ないじゃん。岬さんに擬態したワームの時も、ワーム岬とオリジナルを区別付けてないのも変なんだよね。
ワームが擬態するときって、今までそんなに細かく描写されてはないけど、見ただけじゃダメで、触って初めて相手の情報がコピーされるってことは?それなら坊っちゃんと立川がお互い握手して相手の正体を見破ったのは判るんだけどね。
そして立川、逃げるためにクロックアップを使いましたよ。いいんだー。
ところで「ネイティブ」ってのは「その地で生まれた人」「土着の」という意味ですが、そうするとひよりのようにワーム両親から生まれてきたハイブリッドみたいなもんなんでしょうかね。
立川の言ってた『人間とは…』って、前に麗奈様もいってなかったっけ?ちょっとうろ覚えだけど。
天道と加賀美のダブル変身、公式の写真通りじゃないー、トキめいてたのに。でもダブル変身のシチュというか、絵的にカッコイイな。さすが巨匠、今回もカッコイイ!最後の倒れ込むハイパーカブトの絵がまたカッコイイんだよな。


天道と加賀美パパと三島。
三島と陸ってどれくらい意志の疎通があるのかな。たぶん陸の方が全てを把握してて、三島はその手の平で泳がされてるんだと思うけど。三島がどういうつもりでZECTにいるのかちょっと謎。彼にはいったい何のメリットがあるんだろう?
加賀美パパ、いろいろ語ってはくれたけど語れば語るだけ更に秘密と謎だらけ。
そもそも、日下部父(ってことでいいんだよね?)はやはりZECTというか加賀美パパとともにマスクドライダー計画の中心人物ってことだよね。ところで加賀美パパの言ってる「日下部くん」はワームの日下部くんだろか、それともオリジナルの日下部くんだろか?どっちでも日下部くんは日下部くんてことだろか。今までの流れから言えば、当然日下部くんがワームだということもひよりがワームだということも知ってたってことになるよなあ。違うかな?
立川の言う『戦いの神ガタックに選ばれし、加賀美新』『光を支配せし太陽の神に選ばれし、日下部総司』を考えると、25話で警察で天道と陸が会ったとき、陸は初めて全ての認識が一致したようだったけど、これ、もしかして初めから天道が「日下部総司」と名乗ってたら、少なくとも加賀美と友達になった時点でそれが日下部くんの息子だってことに気がついた…ってこと?
あの時の感じだと、「天の道を…」の相手に心当たりがあるようにも見えるんだけど。天道のおばあちゃんは少なくとも加賀美パパから守るために幼い総司少年を引きとって、天道姓を名乗らせてたってことも考えられないかな。おばあちゃんがネイティブってことは?
『カブトもガタックも履いているんだ。君たちの意志に関係なく全てのワームを倒すまで、踊り続ける赤い靴を…』
ライダーがワームを倒すのは装着者本人の意思というよりゼクターの意志っぽいなあとは以前から思ってたんで、これはまあいい。気になるのはそれが暴走するきっかけが何かってだけで。ひょっとして、天道はワームであるひよりを守ると言い出したから、ゼクター側でワーム殲滅のためにカブトを暴走させたってことはないかな。
でもそうなるとZECTの「ネイティブを守れ」と矛盾するし、ネイティブはOKでワームだけを倒すんだとすれば、ひよりを守るというカブトが暴走する理由もない。それともZECTの命令そのものがライダーを暴走させるきっかけ作り?でもそうするとホッパー兄弟は…?何かが嘘なのか?どういうシナリオがあるのか。
今回判ったこと。

  • 天道と加賀美がライダーとなってワームを倒すのは、マスクドライダー計画の最初からの予定通り。少なくとも日下部くんと加賀美パパの息子たちは計画に入ってる。
  • ワームを倒すのは必ずしも本人の意志ではない。(ひょっとして亮をワームにしたのは、憎しみをワームにぶつけて新をライダー化しようとする陸の計画とか?)ライダー、少なくともカブトとガタックはワームを殲滅することが目的。
  • ネイティブはワームとは敵対してて、立川の言うことが本当なら人間の味方である。

…ますます判らん。いいけど天道さんは加賀美に説明するのに勝手に「暴走スイッチ」とか言ってるけど、赤い靴で踊り続けるって言うのがそんなにイヤだったんか(笑)それより天道の中であの二人が親子だってことは繋がってるのか?


『行くぜ、相棒』『兄貴となら何処までも』
地獄兄弟ホッパーズ、何しに来たんですか…?って、矢車さんの様子を見ると、必ずしも望んだ仕事じゃないみたいだけど。なんかライダーであることと引き換えに嫌々やってるみたい、二人とも。それが暴走したカブトを止めるためだとすれば、ホッパーズが陸の手ごまだと考えると暴走するのは陸、もしくはZECTとしては望ましくない展開ってことですが。
パパの言う「地獄の扉が開いて闇の時代がやって来る…」って、何を差してるのか。というか、どの時点での話なのかなー?展開的にはそれにもよるよ?


可哀想なネイティブ立川さん、ワームにボコられカブトにやられ、結局反撃するでもなく止めを刺されてしまいました。こういうときこそ変身して逃げるなり戦うなりすればいいのに。天道にひよりの手がかりを残し、緑の石を渡して絶命。いいけどここの立川さん、ワームの本性を表してごろりと転がるさまが何と物悲しい…。
皆既日食を探せ』とはどういうことか。緑の石の意味は?言うまでもなく皆既日食とは太陽と月が重なる天体現象ですが、カブトに於ては太陽は天道、月は加賀美なので何かを暗示してるかのようです。*1でも探せってことは状況ではないだろうから、それが表す「何か」なんでしょうが、そこにひよりがいるってことは、一緒に消えた鉄仮面の男…なのかも知れないねぇ。(加賀美パパ風)
緑の石はやっぱりネイティブが持ってるもんなのか?前にワームに狙われた緑の石を持った人間…ってのはネイティブってこと?為す術もなくみんなやられたってことなのか。いったいネイティブは何者なんだ。人間の味方って言ってるってことは害をなすわけではないってことだとすると、18年前に天道の両親を殺したというのは、事実なのかなあ?なんせ3歳の子供の言うことだしね。とにかくなんでも疑ってかかるよ?回想シーンも殺してるようには見えなかったんだけどねー。

さて本題。(本題なのか?)

今まで加賀美に対してどういうつもりなのか、イマイチよく判らなかった天道さんですが、今回はっきりと加賀美を当てにしましたな。当てにしたってことは認めたってことですよ。片方が暴走したら、対になってるもう片方が止めなきゃね。
まあこの間のひよりのことで激しく本心激白…から、加賀美に対しては間違ってる自分を何かあったら止めてくれ、とでも言ってるような雰囲気はありましたが(オレの気の迷いじゃないよな、ねぇ?)止めてくれって頼むってことは、自分と対等って認めたってことでいいんだよね。『ライダーを止められるのは、ライダーだけだ』ってことだけじゃなくて。
なんだかんだいいつつ、信頼してるってことだよな、加賀美を。ていうか、礼を言って加賀美に『お前らしくない』と言われるなんて、今までの天道と加賀美には有り得なかったシーンですが。


ちょっと32話以来、天道と加賀美のことをグルグル考えてるんですが、もともと天道が加賀美を、というか他人を気に掛けるのって、正しい道を歩んでいるかどうかだと思うんですね。矢車さんにしても、大介にしても。
加賀美の場合、天道には及ばないものの道筋が違うだけで辿り着く答えは同じだから、天道としては次第に加賀美を認める方向へ向かってたと思うんですね。答えは合ってるのに考え方が違う、天道にとっては全く非合理的なやり方だったりしてもなぜか同じところに辿り着いてしまうその加賀美の"間違えなさ"が、天道にとって加賀美は「面白い奴」なんだと思うし。そして間違ってないということがやっぱり大切なわけだから、その辺に信頼感が生まれてきたというか、もし自分が間違ってた場合、何かあった場合はそれを止められるのは他でもない加賀美である、むしろ加賀美にこそ止めて欲しいと思ってるんではないかなと。それがやはり「信頼」なんだと思うし。
加賀美はそんなにも天道に信頼されてるというのは、判っているのかいないのか、というのもあったんですが、少なくとも加賀美って、天道が正しいって判っててもそれに苧もねってハゲドウとか言うタイプじゃないと思うんですね。判っててもあえてそっぽ向いたり、とにかくそれを素直には表さない。だって俺様だから、この人も。
天道が差し出した手を取らなかったのはそれかなーと思ったのですが、この辺がこの二人が「友達じゃない」、かといって互いに競い合う「ライバル」でもないってとこで、どちらかというと目的が同じなだけの「同志」だなと思うんですね。同志だからこそお互いを信頼し、目的を達したらそのまま別れても、二人とも気にしない関係かなーと。
ここのシーンで好きなのは天道が誰にともなく『腹が減ったな…』というところです。何となく32話の本心をぶちまけるのと同じく、天道が絶対他人には言わなさそうなセリフって感じで、そこにいるのが加賀美だからこその、気を許したセリフじゃないかなと思うんですよ。だからそのあとの『俺を倒せ』だし、加賀美に対して手を差し伸べる…ではないかと思うんですよね。
加賀美はその手を取らなかったけど、それは自分を認めてくれた天道に対しての虚勢というか、「お前に手を貸されなくても、一人で起ち上がれる」という意思表示であり、深読みすると天道の足手まといにはならないという決意でもあるんではないかと思うのです。天道はやるといったらやるだろうけど、加賀美は性格的に天道を倒せるかどうか判らない…でもそんなことで躊躇ったりはしない、だからお互いそんな気遣いは必要ないって感じでしょうか。
つことで、ここはちょっと萌えました*2。男同士の絆っていいよな。


予告。いきなり学園物か?岬さんは先生?加賀美はラグビー?そして坊っちゃまは一体…謎が謎を呼ぶよ。
ニコント。ズバーン!(笑)気がつかないほうがいい謎って!世の中には知らないほうがいいことってあるって!ズババン!天道さんは最近テンパリ気味ですが、ちょっと違うなー

公式チェック

東映公式。

・天道さんは何故に焼きそばパン?いやだから、急展開って…
・影山が気持ち悪いんですけど…内山くん、気持ち悪さでも頂点を極めなくてもいいよ。ピュアって、有り得ないだろ(笑)
・それにしても、中の人の問題なのか、監督のセンスなのか、やさぐるまさんはカッコイイのにうっちーは何故…
・てれびくんビデオ。ガタックは微妙だなー動いたら違うのかな。ライダーで好きなのはガタックなんだけど、そのウサ耳は…。喋るのは知ってたけど、関智さんですか。熱血キャラなのか、カブトゼクターは?
・柴崎監督に期待!
・ね組の大吾、立川さんはカッコイイよな。やっぱり目力ですか。納得。それはいいけどなぜ写真は加賀美と坊っちゃまの入浴シーン?ていうかお湯入れる必要もないじゃん?見えないし。
・中泉英雄さん>「カミュ…」は確か吉川ひなのが出てたんでチェックはしてたけど、あいにく見そこねました。金髪だと印象違うなあ。

テレ朝公式。

次回予告より今週の。

しかし、自分たちはいつ暴走するのか。
不安を抱えながらも互いの絆を確認する天道と加賀美で…。

ぎゃっ!軽く萌え死ぬ!どういうつもり、公式?(笑)

*1:ちなみに些細なことですが、皆既日食は月の見た目の大きさが太陽より大きいときでないとダメで、月が小さいときは金環食になります。

*2:これが剣崎と始だと話のテーマに近いってこともあり二人ともそれをセリフではっきりと言ってるんですが、カブトの場合天道と加賀美の性格もあり、表に出てこないけど心の奥底ではそう思ってるという微妙な関係がいいんですね。會川さんと米村さんという脚本家のタイプの違いもあるんだろうけど。だって米さんはガラ艦見てても、どうもそういうホモ臭さスレスレの男同士の理想の付き合いが好きみたいだし…(笑)