そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ウルトラマンメビウス#30「約束の炎」

http://hicbc.com/tv/mebius/main.htm
『それでこそ、俺達のウルトラマンだ』


ああ、もう、言うことないです。*1 本当にメビウスはウルトラ集大成ですよ!
『僕じゃ地球を守れない!』
ミライがメビウスだって知ったリュウに語る、ウルトラマンが地球を守る理由。ここまではっきり語られたことはなかったような気がするけど…確か設定はそんなだってのはどっかで聞いた気はするなあ。300万光年彼方にあるM78星雲のウルトラの星の、今地球で見ている輝きは300万年前、まだウルトラマンたちが人間だったころの光って言うミライくんの説明は壮大なウルトラの歴史を感じさせますよ。力を持ったがゆえにそれを公正に宇宙のために使うことを義務づけられて、それを命を懸けて受け入れている種族って、なんかロマンだなあ〜。SFっぽい。
そうしてかつての自分たちのような種族、地球人を見守り助けるという使命を果たしつつ、地球で新たな文化に触れ、更にいろんなことを教えられ、それを受け入れる。純粋であるがゆえに地球で信頼を勝ち得ていくミライくんというかメビウス…というふうに考えるとなんだかもうそれだけで目頭が熱くなるよ。そして光の国に帰ってまたその話を伝えていくんだよな。*2 なんつーか、ウルトラサーガだ。
なにげにリュウウルトラマンにそんな秘密を明かされたただ一人の人間なわけですが、いかにリュウがミライくんにとって大切な人か判りますね。自分にウルトラマンとしての地球での戦い方を教えてくれたという以上の絆なんだなあ。ああやっぱり運命の出会い。
 
タロウからの通信が総本部に入ってたり、インペライザーを倒すための作戦が練られたり、GUYSはGUYSでウルトラマンたちを当てにしないで戦おうとしてるのがいい。重力制御装置はファントン星人の落とし物のときに使ったやつだね。でもせっかくの作戦もインペライザーの瞬間移動能力で失敗。(つかそれを考慮に入れてなかったのかー?)
インペライザーの猛攻にウルトラダイナマイトを使うというタロウと、共に戦うというミライのやり取り、メビウスの成長を促すための帰還命令なのに、納得できないミライ。そこに駆けつけるGUYSクルー。タロウのウルトラダイナマイトでも倒せない敵を相手に、メビウスの強さをタロウに証明してこいというリュウ
『ミライ、お前はGUYSのクルーだろ。地球を守るのが俺たちGUYSの仕事だ。今お前がやんなきゃなんねぇのは俺達と一緒に戦うことのはずだ!』でも戦っても絶対生きて帰ってこいというリュウ。ミライを見つめるGUYSクルーの目の前で涙を拭いて変身するミライ。ここの変身がまた気合入ってて、ああ〜なんかこういうのは判っててもメチャ感動するよ!
『命を懸けて戦うのは、笑顔でまた仲間たちに会うためです。教えてくれました、大切な人が!』タロウに自分の決意を語るメビウス、これこそがメビウスが地球で学んだことなんだよな。
GUYSを庇って攻撃された瀕死のメビウスを甦らせたのはGUYSクルーの声。メビウスの新しいフォーム(メビウスバーニングブレイブフォーム)がカッコイイ〜!クラクラ。GUYSとの絆のファイヤーパターンを身に纏うってのが何とも言えません!新曲もいっぱい使ってるし盛り上がるー!みんなの声もさることながら、珍しく力のこもった『ミライ!』っていう隊長の叫びがまたカッコイイ。
リュウの『頼む。一生のお願いだ。ミライを、メビウスを帰さないでくれ…!』は無事タロウに聞き入れてもらってめでたくミライくんは地球に残ることが出来ました。
みんなの元に戻ってくるミライくんの照れ臭そうな雰囲気とか、みんなの態度も今までと変わらなくて、なんかもう本当に見てて泣けてくるよ。リュウのミライに言ってない肝心な言葉は、最後の『ミライ…、ありがとな』ですか。もう言葉に出す必要もないんだな。
それにしてもおそろいのファイアーパターンのメモリーディスプレイって、この二人はなんだかもう…(笑)
 
ミライくんが語るように今までにない「新たな一歩」を踏み出したウルトラの歴史。番組としてもそうだけど、光の国のウルトラマンとしても今までにないことなんだよな、正体がバレても防衛チームの一員として戦ったっていうのは。*3 更に激しくなりそうな戦いの中で、どういう関係を作っていくのか、ますます楽しみです。ああ、ウルトラっていいなあ。
ところでサコミズ隊長の正体は総監以上であるという根拠はまだないんですが、今回タロウの出現を感じてるようなカットとか、タロウと目配せをする様な演出があったんですが、ホントのところ何者なんでしょ?


予告。そのまんま続き?ミライくんが倒れちゃったよ!

*1:先週は展開の無理やりさに少々不満がありましたが今回はそういう意味では全くなし。素直に感動しました。

*2:映画で、ヤプールを封印したウルトラ兄弟の話が語り継がれてて、それを知ってメビウスが地球に来ることを決意した…っていうのが、なんか好きなんです。

*3:実は正体バレのまま仲間になるだろうということは特ニューの記事で予想してた…ってのは27話の感想にも書いたんですが、このとき思いだしたのは「ザ☆ウルトラマン」でヒカリ超一郎が正体バレをしたときのことなんですね。ちょっとうろ覚えですが、確かいろいろ経緯はあったものの、仲間たちになじられて結構辛い目に合ってたんですよね。それが子供心にえらい哀しかったんで、メビウスはそうはならんだろうとは思ってたけどちょっとドキドキしてたから、ホントに今回は安心しました。