そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

009-1#4「古城よりの招待状」

http://www.tbs.co.jp/anime/009-1/
古城で東西入り交じった宝探し、と見せかけて実は…って話。深夜ならではのクオリティで、話のレベルとしてはかなり高いと思うけど。
今回は作画良し。動いてるし、レイアウトも決まってると思ったら絵コンテは紺野監督ですか。うーん、やっぱりこの人は上手い。
ちょいネタバレ気味なので知りたくない人はご注意。




単純なスパイ同士の宝探しゲームかと思ったら、実は復讐だったという結構渋い話でした。しかもその理由が、殺されたかつての研究所の同僚たちと婚約者のためで、生き残って拉致されたサトナカ博士の『彼らの命と私の命、その重さに違いなんてある筈が無いのに』、殺されるモブキャラにも家族や恋人がいるっつーことに突っ込んでくるとはね。これって原作通りなんだろか、本当ならかなり重い話だよなあ。ある意味石ノ森的。そのわりにキレイにあっさり終わらせてるところも、後味悪くなくて好きかも、この話。
東西のスパイ同士での牽制で3年前のサトナカ博士拉致事件のことを言ってるんだけど、セオリー通りに受け取ってスパイ達の因縁話だと思ってたからこれはいい意味で裏切られた感じ。ミレーヌと向こうのハンサムスパイ(ロキ)に何もなさそうだってとこでアレっとは思ったけど。あとミレーヌってやっぱりそういう「女」キャラじゃないんだな、カッコイイー。
 
それぞれが名乗ってたのはウエストがギリシャ神話の神、イーストが北欧の神ってとこも暗示的。
今回のミレーヌの格好がかわいかった。キャラのセンスもいいけど、ここの色彩設計はセンスいいよな。いつも色がキレイだ。