そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ウルトラマンメビウス#31「仲間達の想い」

http://hicbc.com/tv/mebius/main.htm
『あの炎は仲間たちの想いが灯らせるんだ。仲間たちのお陰で僕は強くなることができるんだ』


冒頭アバンからBGMがシーンと合ってなくて非常に座りが悪い気分です。今回は全体的に合ってなかったなあ。
どうやら正体がバレたことに関して特に枷はないみたいですね。犬になるわけでもカエルになるわけでも(なるかよ)元に戻れなくなるわけでもないのかー。
逆にパワーアップするためには仲間たちとの絆が必要ってことに、改めてミライくんが思い至るってことだけなのね。その点ではちょっと内容薄かったな。何が足りないんだろ?サコミズ隊長の誕生日はいいから。(ちなみに田中実さんの誕生日は10/27らしいです)
パーティはミライくんの宇宙人ぷりを表したかっただけかな?確かに豆はやると思ったけどな(苦笑)
まあそれはいいとして、時期外れの節分豆を得意げに『探すのに苦労しました』というミライがカワイイよ。まさに犬が良いことしたから褒めてといわんばかりの満面の笑顔。今までだったらツッコむみんなも、ミライの正体を知ってしまったから不思議ちゃんとツッコむこともできずにリュウのせいに。
リュウのせいよ。ちゃんと"コーヒー豆"と言わなきゃ』マリナとテッペイとリュウの会話。『そうですね。ちゃんと"コーヒー豆"って言っていれば…』『俺か。俺のせいなのか』あえて汚名を被るリュウ(笑)
更に補佐官の『君は宇宙人か』の地雷発言に気まずい一同……ここの雰囲気は面白かったんで、どうせなら毎回これ入れてくれればいいのになぁ。お約束的に(笑)
 
地球にやってきた未確認飛行物体と記録にない円盤生物の関係はさっぱり判らず。どうせならそれを操ってる存在をちゃんと紹介してくれればよかったのに、なんでこういうとこ足りないのかなー、メビウスは。わりとストーリー展開で原因と結果の本末転倒をしがちだなあ。
円盤怪獣がわざわざ日本語喋ってるってのは、まわりの一般人に対してのアピールってことか?
それを聞いて変身しようとするミライの『僕が倒します』に、リュウの『ミライ、"僕が"じゃなく、"僕ら"だ。そうだろ?』ああ惜しいなあ。ミライは一人で戦ってるんじゃなく、みんなで戦ってるということをこのあとの展開のために印象づけるなら、もうちょっと盛り上げて欲しいというか、このセリフが輝くように演出して下さいよー。そしてやっぱりBGM気になる。ここの前のシーンはワンダバじゃないはず。毎回がクライマックスくらいのケレン味溢れるベタ展開で良いのに。
あと気になるのがやたら変身後のアクションシーンが長いこと。アクションって目的がはっきりしないと単なるプロレスなんだよね。
これってちょっと思ったのは、自分が見ててそう思ったんだけどメビウスとミライくんのシンクロ度合いが上がったというか、視聴者からしたら最初からミライ=メビウスは判ってることなのに、なんだかクルーGUYSの仲間と同じ目線で見ちゃうんだよね。みんなのウルトラマンの呼び方が「メビウス」から「ミライ」になったってこともあるけど、戦ってるのはミライくんだって意識があると言うか、すごいダブるんだよな。
だったらこの長い戦闘シーンの中でメビウスをミライとして心配する仲間たちのカットがもっと欲しいとこなんだけどその辺うまくいってない感じ。ウィンダムが出てくるまでの3分は長いよ。ウィンダム出現以降は展開的にはいいんだけど。
この話で大事なとこって、戦うメビウスをみんなでバックアップする気持ちをミライが感じとるとこだよな。だったらもうちょっと前半部分からミライをみんながサポートするという部分を見せて欲しかった…ってのが正直なところですねー。隊長のパーティもそういう風に使えば効果的だったのにな。最後のところは文句ないんだけど。やっぱりちょっと制作側の思惑が空回り気味かなあ。映画はバッチリでよかったのにな。
みんながミライ=メビウスだと知ってからの初めての戦いが終わり、ミライを受け入れるところで次回へ続く。
そしてどうしてミライくんはリュウまっしぐらなのか?なぜリュウは当たり前のように一人だけ仁王立ちで待ってる?なぜ抱きつくミライくん?ああもう何もかもが…(笑)
サコミズ隊長の『良いチームだ。本当に』とミライくんの『ありがとう、みんな』はいいねぇ。


予告。なんかちらちらとネタバレで見かけるオマージュ話なんだっけ?脚本の作家の人は知りませんが、面白ければいいなー。