そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーアギト9・10話

東映公式 http://www.toei.co.jp/tv/agito/東映チャンネル再放送)
わー、なんか話がすごい動いてるよ。
G3は氷川くんから北条くんへ。小沢さんの言う「氷川くんの方がカワイイから」は、言いなりになる下僕だからじゃ・・・いやまあ、IQ180越えの天才だから、単に見た目がカワイイってこともあるかも知れぬが。
そしてせっかくG3に成れたのに、成果も上がったのに、逃げ出しちゃってヘタレ北条の汚名を被る破目になる北条くん。自業自得。いいけど北条G3で挿入歌が初めてかかるとは、皮肉だなー(笑)
ラーメン刑事・河野さんは何かと北条くんの肩を持つけど、大丈夫か北条くん?いや確かに怪物に襲われたらコワイよな。まあ彼なら人間の凶悪犯でもなんだかんだいって逃げそうだけど。
あかつき号とアギトとの関係がチラリチラリと見えてくる今回のエピ、かなり緊張感高めです。うう、面白い!
翔一くんを知っているといった通りすがりの女性・三浦智子はあかつき号関係者。しかし翔一くんに会う前に殺されて、G3から外されてた氷川の担当事件に。氷川君も見たことあるってよ?そしてあっという間に逮捕される翔一くん。その翔一くんを助けるために真魚ちゃんが氷川にリーディング能力で捜査協力。この辺の一連の展開が無理がなくてすごい。というかワクワクする!地道な捜査と超能力、アギトの秘密とあかつき号の伏線、全部上手く繋がってて面白いよ。
今回のアンノウンはタコ?一度北条G3にやられたのに復活。地面から水とともに吹きだしてきて、被害者を溺死。水のないところで溺死だから不可能犯罪。(びみょー)
ところで警察絡みで話的に被害者がいないとおかしいってこともあるんだろうけど、ちゃんとはっきりと殺される被害者を描くことは必要だと思うんだよね。どうして最近のは妙に隠すようになったんだろ?その辺あいまいでも話が通じるから・・・といわれるとそうなのかも知れんが、何となくリアリティがねぇ・・・子供向けの番組で殺伐としたものを見せたくないというんなら、ライダーなんか見せなきゃいいんだよ。


それはさておき。
今回は翔一くんの明るさの裏の不安もちゃんと描かれてたよ。言動だけ聞いてると美杉教授や氷川もあきれるほどに能天気でお調子者な翔一くんなんだけど、翔一くんがアギトだということを知ってる真魚ちゃんだけはその裏にある不安を理解してて、ちょっと保護者っぽい感じ。よく考えたら翔一くんって難しい役だよな。その辺、賀集くんは今回ちょっと演技が苦しかった気がするんだけど、まあ仕方ないか。それよりも翔一くんのあの笑顔が出来るってことの方が大切だよな。
真魚ちゃんが超能力を持ってるって氷川にバラしてしまったんだけど、むしろ今まで見て来た氷川の朴訥さと不器用さ、実直さが、逆に信用出来そうというか力になってくれそうな感じなのがいいよね。この辺の微妙な展開の流れと演出の丁寧さはいいですね。監督は長石さんですか、さすが。
そして相変わらず悩める葦原涼と意外なあかつき号の関連、2年前から失踪中だったお父さんが死体で発見。しかもあかつき号関係者で、何か調べたような手帳にはどうやら関係者の名前と連絡先が・・・もちろん殺された三浦智子の名前も。この運命の意図は・・・?