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望みと代償、その2

こないだイマジンが望みを叶える代償ってなんだ?(http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20070421/p6)って言ったばかりですが、ながらで何となく1話から見返してたら、2話目で一応「契約者の過去の時間をもらう」ってはっきり言ってるんだよね。ハナが言うには過去の時間をもらうことがイマジンと取り憑いた人間の「契約」なんだと。
でもセリフでは時間をもらうって言ってるのに、やってることは契約者の過去に飛んで暴れることなわけで、実のところ2話でこのセリフを聞いたとき、オレはてっきり「契約者の過去の記憶をもらうこと」だと思ってたんだよ。「時間」っていうのはその体験した記憶込みでの時間なのかなと。
つまりイマジンとの契約が完了して過去に飛んだあと、契約者はその体験をした過去自体を覚えてないと言うことだと思ったんですね。
これだとOPでも歌ってる「過去の記憶をなくさないことが、明日の自分を掴む」という電王自体のテーマとも重なるなあと思ってたんだよね。どんなに後悔してる記憶でも、それをなくすことはデメリットとしてはかなり大きいから、過去の記憶と引き代えに叶えたい望みというのはそんなにも大切なことなのかとも思うし、嫌な過去を忘れるということはそこからやり直したいと言うことでもあるから、そこにつけ込む悪質セールスマンのようなイマジンの「騙し」としては有効かなともと思ったんだよね。
ちなみにこれだとちょうど7・8話の優美と友也のエピソードはちゃんとテーマに沿ってるんだよ。優美の忘れたい過去は"嫌な過去だから忘れたい"ということと、辛い過去だから忘れてしまったらしい愛里の過去の記憶のこととかね。
でも実際はイマジンが過去に飛んだあと、契約者が過去の話を説明するところであれっと思ったわけで、契約者が覚えてないからカードに日付が出て、その過去にハナと良太郎が飛ぶことの意味があったんじゃないかと思うんだけど・・・?で、イマジンを倒したら契約は無しになって、契約者はちゃんと過去の記憶も覚えてる・・・と、そういうことだと思ってたんだ。その辛い過去の記憶を乗り越えて、その過去にとらわれない未来を自分の手で掴むっていうことだと。この辺も「Climax Jump」の歌詞通りだし。
ところが番組的には、その辺の契約者の記憶がどうなってるのかも曖昧なまま、描写されてない。
一体本当はどういうことだったんでしょうか?オレの考えすぎ?


そういや代償とは関係ないけど、2話目のラストで良太郎は望みが決まったって言って、「もう少し考えること」って言ってるんだよね。しかもハナも「契約成立。望みは望みだもんね」って言ってんだけど、これってフェイクだよな?ホントに契約成立してたらモモは実体化できてたのにな(笑)でもそのあとの4話ではモモに怒った良太郎は「まだ決めてなかった願い、モモが僕から離れることはダメだよね?」って言ってるんだよね。「ダメに決まってる」って言われたけど。(追記:2話は一応冗談ってことではあるんだよね。4話の時は良太郎は本気で言ってて、それはたぶん最初から不可なことなんだろうけど。過去の記憶に関することでしか契約成立しないんかも)
あかん、あんまり考えたらダメなのかも、電王・・・(苦笑)


もひとつ見てて思いだしたことが。
5話でウラタロスがモモとナオミに嘘の過去をでっち上げて語ってるとこ、ハナがウラの嘘を看破するまで、オイラもウラタロス、苦労したんだなあと思ってしまいました・・・あんなありがちなお涙頂戴に騙されたオレはモモ並か?ありえねぇ。