そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

風林火山#29「逆襲!武田軍」

http://www3.nhk.or.jp/taiga/
死を覚悟しての板垣の置き土産に心震えました・・・!
敗けを認めないお屋形様に軍を退かせ(駒井、使えるやつ!)、敗戦の責任と誰が悪いのかをちゃんと見ようとしない晴信に大井夫人が説教。『人は強いそなたを信じるのではない。そなたの信じるものを信じたいのです』
敗けを恐れるあまりに強くなろうとしたけど、それでは人の心は離れるばかり。結局板垣と甘利を死に追いやったのは晴信の勘違いなんだけど、じゃあ晴信は何を信じればいいのさ?ってとこで、そのひとつの答えが板垣が書かせた「諏訪法性」の神号(っていうんだー)だった・・・んだよな。あの旗を見るまでこのシーンの意味が判んなかったよ。
大井夫人も言うように、国を治めるということは領土を取っていくことでなく人の心を掴むことで、板垣が諌めたときに言ってた「晴信の力」ってのも人を動かす力だから、板垣は晴信のためを思って、その時のための下準備をしてたってことなんだよね。旗に仕立てたのも板垣の仕業か?勘助が当たり前のように披露したけど(笑)
あの旗を立てるってことは、そうすれば諏訪の者から見れば、晴信が自分の強さではなく、諏訪大明神を信じる諏訪の民を信じてるってことになるんだよね。しかも旗を見れば諏訪衆が先陣を取ることを判っていて、勘助は自分と馬場が・・・って言う辺り、ああ軍師(笑)お屋形様へのアピールとしては最高のお膳立てですよ。
勘助が板垣・甘利の死を自分の責任だと思ってる勘助の慢心ってのもイマイチよく判らんのだが、武田軍が敗けてもいいかくらいに考えてたことでいろいろ読みが浅かったってことかなあ。どっちにしても晴信が言うこと聞かなきゃ同じだろうけど。
小笠原の軍は随分あっさり敗けたような気がするけど、あれでいいんだ(苦笑)
もう高遠が漫画チックで笑えてしょうがないんだけど、小笠原・高遠勢の描写は最後まで漫画だった(笑)武田軍が弔い合戦であんなに必死なのに、バカだよー(笑)
ところで小笠原殿は一瞬だったけどモロ肌脱いで寝てたところがあまりにも鍛え上げられた肉体すぎて、素直に萌え。なんですかあれ、あの漫画みたいな体。1ミリの贅肉もないうえに必要な筋肉はちゃんと付いてるし、胸とか腕とか素晴しすぎ。一流すぎる。意外と若いうちって余程でないとああいう体付きにならないんだよなあ。(筋肉が細いんだろか?)さすが上様、鍛えが方が違う!(どうでもいいけど、高遠が臭いというなら戦場にもぜひ消臭プラグを!w)
そして戦で勝って、やっと武田の威光を復活させたけど、それも全て板垣の力あってのことで、ようやく号泣する晴信様、御労しや。
信繁もこれを機会に晴信のことを兄と呼ばず「お屋形様」と呼ぶことを宣言。戦国の世って、いろいろスゴイ・・・!
一区切りのあとの予告の「長尾景虎」連呼に笑った!どんだけ〜。第2部の幕開けって感じー。