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電影版・獣拳戦隊ゲキレンジャー/ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦

http://www.geki-movie.jp/


あまりに唐突、あまりに意味ない、そんな展開に笑った。いやこれで十分。面白いと思ったらメインの横手さんでなく荒川さんの脚本だった。*1
突然ジャンや理央たちが転送されて香港のメディア王にご招待、そこでいきなり他流試合でトーナメントって、思いっきりベタすぎ。むしろ潔いヨ!


なぜか混じってるラオファン(小野真弓)の説明とそのギャグの天丼ぷりに笑ったし。ここでやたら激獣拳と臨獣拳、流派は違えど「どっちも同じ獣の力を使ってるんでしょ」があとの伏線だとは。(まあそんな気はしたけど)でもちょっと目から鱗の発想だったよ。
そしてその「乾坤一擲武術会」の第一試合で勝ち抜けた者が食事に招待、ここの踊りがちょっと「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」みたいで、音楽と盛り上がりのテンポが合っててよかった。こういうのショボくなりがちだけど、意外と派手だったのは監督のお陰かなー。全体に音楽の使い方は上手かった気がする。
そしてメディア王・ヤン(わ、この人リアル空手家じゃん)の「メカンフー」に爆笑!メカンフーって!ダジャレ!しかも目的は最初から激獣拳で、拳法による世界征服を企むって、判りやすすぎな上に有り得ねーバカさ加減!(爆笑)
秘書のミランダ(インリン)もメカ秘書っぽいし、アクションシーンで思いっきりM字開脚大盤振る舞い(服は着てるが)って、違和感のなさに監督GJ!このキャスティングは伊達じゃなかった!(笑)スバらしいな。
そのミランダはアネモネ拳。激気を吸い取るミランダに、いつの間にかどっか行ってるラオファンとジャンはともかく(なんでノーチェックなんだw)、レツ、ラン、メレたんもやられ、理央様ですら敗けたよ。で、激気を吸い取ったヤンがメカンフーでアントライオン拳の使い手にメカチェンジ。
ここでオイラ思ったヨ。ミランダはアネモネ拳、つまり花だ。ヤンはアントライオン・・・タンポポ?と一瞬思ってんなまさか(笑)と。いくら何でも老獪なお年寄りカンフー使いがタンポポなんて・・・と思いつつ、気がつくまでに2秒ほど。×タンポポダンデライオン ○アントライオン→アリジゴク どう見たってヤンの姿、アリジゴクだろ(笑)ああ勘違い。←ミランダは「シーアネモネ拳」って言ってましたー

ヤンとジャンたちがバトルしてる間に理央様とメレたんは勝手に脱出、香港の街をうろついてるよ。
バトルシーンはうろ覚えなんですが、ヤンを倒したと思ったら、いきなり飾りだと思ってた巨大観音像が動き出して「メカンノン」って!(爆笑)ありえねー!いやあるけどバカすぎ。
ジャンたち三人でメカンノンに劣勢なところを、ラオファンが理央たちに「同じ獣拳でしょ、助けてあげて」と説得。(ここが伏線だった!)理央様、同じ獣拳ということよりも臨獣拳・激獣拳をバカにされたってことでツンデレ加勢。黒獅子とカメレオンロボがやって来て(驚!)ゲキトージャと合体!こんなの映画でしか見られねー!しかも揃ってる!(コクピットも同じ)
ともかく、香港の夜景の中で戦う様がカッコイイのなんのって、かなり迫力。見せ方の問題?でもミニチュアもスゴク出来がよかったし、ぱっと見CGかどうかも判らないくらい。理央様たちが歩いてた香港の路地もロケかってくらい出来よかったし、画面自体がしっかりしてて見ごたえあったよ。
全体に最初からハイテンションで、息つくヒマもないまま休みなしに最後まで盛り上がりっぱなし、その締めが巨大ロボ戦(もちろんバエもいる)ってのは、TVのかったるい展開が嘘のように大人でも楽しめました。
最後のオチがまた、そんな激闘をしてイイ感じに見送られて帰る空港で今頃やってきた美希と娘とネコって。遅すぎ。しかもそっからムリヤリせっかく来たから観光・・・って、なんじゃいと思ってたら、香港版EDに笑った!(笑)そして美希母子は食い過ぎです。大食いキャラだったのか?

*1:印象としてデカレンみたいだなあと思ったらデカも荒川さんだった。デカって別に好きじゃないからその辺全然チェックしてないんだよね。