そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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風林火山#31「裏切りの城」

http://www3.nhk.or.jp/taiga/
うーん、真田殿の話だと思って見てたんだけど、最後の矢崎様にちょっと持っていかれた。
まあメインは真田殿が領地回復する話で、そのための謀略、裏切り者を知りながらそれを利用して逆に村上方に家臣を送り込み、労せずして村上の兵を潰す策略は、何となく勘助よりスマートというか展開として美しい気がするよ(笑)
領地回復は真田殿の悲願ってことで、生まれ育った地を取り戻すのが手放した時と同じく道理で描かれてて、真田のストーリーとして一本筋が通っててやっぱり美しかった。
忍芽は昔勘助に結構酷い仕打ちをしてたような気がするけど(勘助の使いの伝兵衛にもw)、すっかり勘助の計らいをありがたがってるとこや、相木殿は相変わらず仲いいみたいだけど、経緯を何も知らないからキョロキョロするとこが妙におかしかったしな。
そこで事情を知り、自分の領地を取り戻すのは当然のことと相木殿が語るのが、真田の正義のお墨付きって感じもしたし。
真田殿がそうやってかつての領地を取り戻す謀略を仕掛けてるのも露知らず、矢崎家は他所者ゆえにこの地に根付こうと、村上の家臣の祝儀という名目の無理を聞き入れ(平蔵が変だっていうんなら変なんだよな)手柄を立てようと戦いに出向くも、その真田の謀略で討ち取られてしまう・・・気持ち的には無駄死にじゃないけどさー。なんかその土地で当たり前に平和に暮らしたいという、ささやかな幸せを望んだだけだったのに、矢崎様は真田の大義のためお亡くなりになってしまった感じ。まあそれも世の中というものか。ちょっと泣けた。
平蔵がどこにいようがどうでもいいんだけど、もともと真田に仕えてて、真田殿のことは好きなんだったら、矢崎家で真田に行ってもよかったのになあ。武田憎しでなんかいろいろ間違ってる気がする。