そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ファースト・キス#11(終)

http://www.fujitv.co.jp/first-kiss/index2.html
美緒の初恋が実る話ではあるけど、どっちかというと妹のために奮闘する兄ちゃんの熱さが周りを変えていったというか、その結果、この夏の2ヶ月がみんなにとって特別な夏になった・・・な感じ。
だってオレが一番じんわりきたのが、美緒の衣装やメイクをしてあげてる勝や一流が、自分の将来を真面目に考えることにしたっていうところだからさ。
なんだか全体に不思議な感じがするのは、勝や一流は何か劇的な体験をしたわけじゃなく「恋ってスゲェもんなんだぞ」ということを妹に体験させてやろうという和樹兄ちゃんの一生懸命さと、死ぬかも知れない手術のことを考えて生きてる美緒の、兄妹愛みたいなものをずっと見てただけなんだよな。モラトリアムってわけでもなく、単に挫折してグダグダやってただけの人間がやる気になっただけで周りも変わっていくというのが、何となく直接的でない分、おとぎ話のように爽やかに感じたよ。これも和樹兄ちゃんの妙な人望なのか?(笑)
ラストはハッピーエンドしかありえないだろうと思ってても、ちょっとドキドキしたけどな。高木先生ともうまくいくってのは予想外というか、やっぱりあの熱さに巻き込まれたんだろうか。成功して戻ってくればいいねぇ。


ところでオレは全然そんなことは考えなかったんだけど、ウチの家人は和樹がどうして美緒の手術に立ち合わないのかが、あれだと納得出来ないらしい。和樹の渡米の実現の可能性については何とでもなるとは思うけど、オレは全く気にしなかったし立ち合わないほうがキレイだと思ってたから気にならなかったんで、ちょっと意外。気になるかどうかってのは、どっちかというと感情的なところなのかなあ。自分なら妹の手術には絶対立ち合うと思うかどうかっていう。
そう言われて考えてみたんだけど、和樹は和樹の人生を一生懸命生きることが美緒のためであり、美緒の手術の結果は和樹が関知するところではなく、励ますための立ち合いに相当するのがこの夏の2ヶ月だったから・・・と何となく思ったんだけどさ。あと美緒を見守るのはもう和樹の役目じゃないってことなんじゃないのかなあ。それは結城先生にバトンタッチしたというか・・・例えば空港で別れたときからさ。まあそんなとこか。
話の大筋はちょっとばかしアレなとこもあったけど、3バカ+女二人が楽しそうだってだけでオレ的にはこのドラマはオッケーです。というかそこしかイラね。


次は久し振りの福山と柴咲かー。まあ一応見るけど、どうして福山はいつまでもカッコイイ二枚目ってことになってんだろうなー?謎。(いやカッコイイとは思いますヨ、キムタクよりもな)原作は知らんけど、あんまり月9っぽくないし秋クールっぽくもないなあ。東野圭吾ってことはサスペンスミステリーなの?