そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

地球へ…#23「地球へ」

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ああ〜、もう終わっちゃうのかー・・・
初っぱなからトォニィのシャワーシーンって、なんかのサービス?(どういうサービスだ)
うやむやのうちに(というかこないだの最終決戦前辺りからどうにも状況がはっきりと把握出来ないんだけどさ)ミュウと人類が、というかジョミーとキースが会談する最後の展開に。
キースがグランドマザーに聞いたミュウを存続させてはいけない理由によるけど、ジョミーの言い分もキースの言い分もそれぞれ筋が通ってるってことになるのかな。
ミュウたちがやっと目にした地球の姿がああだったことのショックはいかばかりかと。オレもちょっぴりショックだったよ。ブルーの憧れ続けた青い地球が〜・・・
でもそもそも地球へ帰りたいという願いはブルーの願いだったわけで、ミュウのみんなはそれを信じてついてきただけなんだよな。そういう意味ではSD体制を信じる人類と同じっちゃあ同じなんだよね。だから地球の惨状を目の当たりにして現実を知ることで、新しい道が開けることになるのかと思うんだけど。
逆にキースは、人類の枷であるSD体制がなくなったら人類は生きていけないと思ってるから守ろうとする。でも守るというより、SD体制下で満足してるから一部の自己を抑制できないエリートを除いては大人しく管理されてるんだけど、それが無くなったら人類は宇宙に広がるガンになるとキースが考えてるってのは、前にシン夫妻がレティシアに聞かれた「檻に入ってるのはどっち?」に重なるんだよな。ミュウの脅威に対して言った言葉だけど、人類がガンであるならそれを止めるための檻なんだよね、SD体制は。だから崩しちゃいけないんだけど、グランドマザーがミュウ因子を取り除かなかった理由を知ったはずのキースが、直接ジョミーをグランドマザーに会わせることがどういう意味なのか、次回が気になりますよ。

ところで300年以上経っても再生しない地球ってのはどういうことなんだろね。テラフォーミングして他所の星を人類が住めるように改造できる技術がありながら、あの惨状の地球を未だ回復出来ないとは、地球再生機構はちゃんと働いてるのか?それとも再生しないことに意味が在るのか?例えばSD体制維持の理由付けとかさ。
最終回は「地球の緑の丘」。ハインラインらしいけど、結局心の中で思い描く青い地球が一番美しいってことになるのかなー?(読んだことないんだけど)


あと今さらながらキッズステーションのナスカ篇特別番組見たんだけど、ナスカ篇といいながら全編ブルーばかりである意味潔かった(笑)内容的にも結構濃かったしな。
今回の地球へに不満がある人はオレの周りにもチラホラいるんだけど、コンセプトデザインの出渕さんのインタビューによると、そもそもが短編のつもりで描いてた原作が、ちゃんと最初から長く続くことが前提だったらブルーはあんなに早く殺しはしなかったんじゃないか、ってとこで今回のアニメの展開を考えたってことらしいから、ある意味これは単なる原作のアニメ化でなく、新しい「地球へ・・・」なんだよな。
オレは特に竹宮恵子の原作が好きなわけじゃないけど、今回のアニメはドラマとして完成されてて出来がいいし、面白かったと思います。
それにしてもブルーはカッコイイよなー。やっぱり復活してからのブルーが好きだよ、ちょっと変だし(笑)