そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

Capetaカペタ(14)(15)

capeta(カペタ) 14 (KCデラックス)

capeta(カペタ) 14 (KCデラックス)

capeta(カペタ) 15 (KCデラックス)

capeta(カペタ) 15 (KCデラックス)

15巻を買って読もうと思ったらなんだか知らない展開。ナオミっていつクラッシュした?と思ったら14巻を買い忘れてた!
ってことでまとめて読んだけど、前の13巻が繋ぎだったんでその方がよかった2巻続きエピで、第二部終了。
今までの曽田マンガの主人公って、ライバルはいても友達はいない、仲間はいるけどどっちかというと支持者って感じの孤高の天才ばかりだったんだけど、カペタはカートから始まったからか、何か曽田先生の心境の変化か、最初からチーム物なんだよね。だから友達というか仲間がちゃんといるってわけ。ノブはもちろん親友で仲間なんだけど、ライバルキャラだと思ってたナオミも同じチームだから、厳密に言えば仲間ってこと。これが今までと一番違うんだよね。
オマケに13巻辺りからキャラの方向性が全体に変わってきたような気もするんだよなー。ミッコがいい例なんだけど、今までの曽田先生のキャラにはいなかったタイプなんだよね。
というかさ、ミッコはゲイじゃなくて乙女キャラだと思うんだけど、今まで正統派少年漫画だった曽田マンガが微妙に萌え方向へ(笑)曽田先生ってちょっぴり乙女なところがなくはなかったけど、どうしていきなりそういうところが爆発しかかってんのか?フツー、狙っても出来ないぞ?(笑)
内容的にはいつも以上に本格的レースマンガな部分(この人のは裏方的なところが非常に本格的なんだけど)と、レースの醍醐味な熱く燃える展開が上手く収まってて、曽田先生の本気を感じるよ。理論と燃えが両立してるというか、両方でカペタのすごさをなにげに描いてる感じ。というかこれ、本気でF1まで行くんですか?


ということで14巻は、カペタの勝負駆けともいえる重要なレースなのに、ノブは自分のやるべきことをやると決めて、レースすら見に行かないというカペタへの信頼感を見せましたよ。違う場所でお互い同じビジョンを見ながら将来に備える・・・という萌え展開(笑)しかもカペタもノブも、随分お互いに入れ込んでることを隠しもしません!モノローグ祭!(笑)
目の前でクラッシュしたナオミに気が付いていながらスルーしてるカペタはいろんな意味でヤバイと思います。それなのに「あんたスゴいから。オレ感動したよ!」とカペタを絶賛するノブ、ストレートに言うお前がスゲエよ。(ノブってこういうキャラじゃなかったと思うんだけど?)
というか自分で人としてどうよと心配になってノブに泣き付くカペタ、お前もどうよ?(ちょっとカワイかったけど)
しばらく出番がなかったのに、ノブは随分カッコイイな!確かに今ノブが出来ることってないもんなー。いつの間にオレについて来いキャラに?
あの雑誌編集者の人ももう完全にカペタシンパに。こうしてまた人の運命を狂わせてしまう天才様な主人公へと・・・やっぱり曽田マンガはこういう熱狂的シンパが出てこなけりゃねーw
一方15巻。
ナオミは普通にカペタにはライバル心を持ってるんだけど、カペタはナオミのこと好きすぎです!(笑)というかあとがき対談、作者自らそのつもりってことか!えええ?(顔の問題じゃねーよ、ノブ!)
最後、経緯はともかく「オレがお前をチャンピオンにしてやるよ」にはもうどうしたもんかと・・・⊂⌒~⊃。Д。)⊃
イヤ、そーいうの、告白って言うんじゃないですか?このシチュエーションにオレの方が動揺した。何がしたいんだ曽田先生!?しかもそれを受けるかナオミ!そりゃそうだけど。
あ、ああ、話?話は燃え展開です。ナオミとカペタの思わぬ一騎打ちで、どうなるのかと思ってたらまさかのドローとは。ナオミをチャンピオンにするにはカペタが残り全部全勝しないといけないっていう縛りがあるんだけど、その辺も巧いというか。
カペタはいつもの曽田マンガの天才様っぽくなってきたんだけど、妙に可愛げがあるのがどうにも・・・ルックスはテル(@シャカリキ!)に似てるから、余計にカペタがちゃんとコミュニケーション取れてて時々自信を無くしたりするところが、何かオレを惑わすよ?いやそういうつもりは全くなかったんだけど・・・曽田先生、最近キャラに乙女入りすぎです。ナオミはモナミちゃんにホの字なところが子供っぽくてカワイイね。
おじさん連中は相変わらずカワイすぎです。曽田先生のこの「オジサン愛」はなんじゃろね(笑)ホント、オジサンたちが好きなんだなー。(嗜好としてこの人ちょっと変よ?)