そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

チーム★アメリカ ワールドポリス

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結局アマでポチッとして買ってしまった・・・で、見ちゃった。
内容は特ににないというか、単にハリウッド超大作映画のパロディ(ぶっちゃけ、ジェリー・ブラッカイマー映画の)でブラックユーモア満載のおバカ映画。R-18指定があるけど、下ネタではなく残虐描写の方かな。「サウスパーク」見てたら単に絵の表現が立体になったって思うだけなんだけど、実写は実写だからなーw その辺で人に勧めるにはちょっと難ありではあるけど。
小ネタや小ギャグで笑わせるわけじゃなく(そういうものは殆どない)、構造的なとこでオカシイ映画。ストーリーや展開のロジックそのものは大作映画と全く同じなのに、内容が変というか言ってることがよく考えなくてもオカシイ。それを真面目にやってるから面白いって類いの映画ですね。まあそれは要するにブラッカイマー映画も同じってことなんだけど(苦笑)*1
そういう意味でのこき下ろし映画であって、政治的意図はなんもなし。ついでにアメリカ人も小バカにしてます。というかトレイとマットはどちらかというとメンタリティや嗜好的には日本のオタクに近いよな、間違いなく。少なくともアメリカ人的ではないよ。
それよりも劇場公開以来に見たら、あまりにも画面がキレイで驚いた。色味や光の加減の美しいこと!
公開当時も画面については出来がいいなあと思ってたけど、パペットの出来が素晴らしい上にセットも最高、照明や撮影も素晴らしくてすごくリアルだしアクションシーンは大迫力。こりゃスゲェよ、おバカ映画なのに(笑)
ということでそのまま特典映像(80分)も見ましたが、スタッフのみんながあまりにも真剣にやってるところがすごい。というかトップクリエーター揃い、らしい。(ハリウッド映画のスタッフまでは知らんがな)
全編に渡ってCGをいっさい使わず、パペット操演もその場の状況次第というテンション。(アドリブが利くらしい>アウトカット映像で役者がNG出した時と同じような演技をしてるシーンがあるよ・・・w)
セットの構成から作り込みまで完璧な上に、いろんなアイデアを上乗せして作り上げてく様子のメイキングインタビューはちょっとした見物かも。VFXはともかくミニチュア特撮じゃ日本だって結構なものだと思うけど、やっぱり予算はともかく仕方ないとしても、それより何よりセンスと人材の問題は大きいなあと思わざるを得ません。
セットや人形周りを「それらしく」見せるために日常品を使うアイデア(これは"小ネタ"らしい)もそう言われるとおかしいよ。それっぽく見えりゃいいんだよな(笑)写真をバックに撮影しても、気がつかなきゃ問題なしだよw つか、普通に実写に見える。どんなテクだ。ここのセットはすごくいいね。適度なキッチュさとキレイな色味で上品だし、まとまりあるよな。
セレブについてはまあオレが特に言うこともないけど、サウスパークからのアレだから・・・(笑)
トレイとマットのこういう何にもオモネラない、言いたいことは言うしやりたいことはやるぜ!的なところはやっぱ好きです。ただこの作品はちょっと毒は強いね。(いやいつも通りか?)そういやサウスパークは続きのシーズンを作ったりはしないのかなぁ。今こそなんかやって欲しい気がするけど。*2

*1:エド・ハリスショーン・コネリーがカッコいい「ザ・ロック」はともかく、「アルマゲドン」も「インディペンデンス・デイ」もあれは爆笑モノの映画でしょ。見るたびに笑うよ、好きなんだけど(笑)

*2:そういや「オバマガール」はおかしいですねw←2004年にはケリーを応援してたけど今年はオバマを応援するオバマガールのPV風映像w