そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

人のセックスを笑うな

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何となくこんな感じかなーと思う通りの映画だったんでこのマッタリのんびりさにそんなに驚きはなかったんだけど、ワンカット長回しを多用してるせいか、思った以上にマッタリはしてたかな。映画館で見たからいいけど、家で見たら寝そうになるかもw
興味を持ったのは何かの雑誌で松ケンが「ところどころ素が出ちゃって負けたと思った」みたいなことを言ってたんで、ちょっと見てみようかなと思ったんだよね。永作ちゃんと松ケンならオレの好み的にも問題ないし。
長回しは「行間を読め」ってことなんだと思うけど、全部に意味があるかと言えばないとこも多いんで、行間を読もうとして意味がなかった(ように見える)ところは、ちょっとイライラしたな。単に作風?もうちょっと切ってもいいんじゃないかなあ、あと20分くらい。内容にしては少し長いよ。
でも画面がキレイだし退屈ではないんで、つまらなくはないかな。全体にパステルっぽい褪せた色味と透明感、田舎の空気感もあって、何となくのんびり楽しいけどちょっと切ない感じがする。佐内正史の写真みたい。
それに行間を読めといっても雰囲気だけで何となく判るようになってるし、よほど空気の読めない人じゃない限りそれなり楽しめる気がするよ。オレはそこそこ楽しんだかな。少なくとも映画館で見といて良かったと思えるくらいには(1000円なら)
話は永作ちゃんのユリをどう見るかによって世代によっては印象が変わるんじゃないかって気もするけど。ユリが普段は黒いストッキングに白い靴下と白いデカパンを履いてるってだけで、かなりユルめのエロキャラだってのは判るからなあ(笑)しかも帰ってきて歩きながら服を脱ぎ散らかすのに、人の服はちゃんとたたんで、それなりの格好もちゃんと出来るってのは、あの年のキャラの表現としては上手いと思うなー。リトグラフの制作見てても妙にきちんとしてたりするし。ただのユルエロキャラに見えるけどそれだけじゃないって感じはあるよ。ユリのキャラ立ての中に当然永作ちゃんのルックスってのは含まれてると思うけど(笑)やっぱり永作ちゃんはエロいよ!
松ケンのみるめもすごくそれっぽいと言うか、ボンヤリぼーっとしたカワイさがあっていいよ。ユリが「触ってみたかったんだもん」ていうのは判らんでもない(笑)えんちゃんがヤキモキするのもなんか判るw
二人のそういうシーン(といってもキスシーンと寝ころんでるところ)は付き合い始めて一番楽しい頃ってのはいいねぇ‥‥と照れるよ(笑)
最後、その後どうなるかは観客の想像に任されてるけど、まあどう考えてもドロドロ不倫愛にはならんだろなー(笑)ユリはいいとこ取りしすぎって気はするけどな。以下略(笑)タイトルはキャッチーだけど意味不明だよなー。
ユリが最初に喫煙所でみるめにあげたライターが、最後の最後で赤いハート型だったって判るのは、すごくいい。
新宿だけど水曜(男女ともに1000円均一)とはいえ満席立ち見あり‥‥ってのは、一体。松ケン効果?後ろで松ケン超カッコいいーって言ってる子がいたけど、松ケンはカッコいいか?どっちかというとカワイイだと思うけど‥‥あ、オレが年だからか!Σ('◇')