神霊狩／GHOST HOUND#22（終）

http://anime.goo.ne.jp/special/ghosthound/・http://www.wowow.co.jp/anime/ghosthound/

FOCUS:22「Passage 道程／暗黙知の次元(最終話)」

信くんが笑ったちこつよ！太郎ちゃんと笑ったコツよ。何かいろんなしがらみから開放されたちこつばい？よかったな〜（＊´∀｀＊）
お話の方は割とキレイにまとまった‥‥やりっぱなしと見るか、ちゃんとオチたと見るかは人によって違うのかも知れんけど、サブタイが「道程」だしな。そういうことなんだよな？オレはこれでいいと思うし面白かったです。
結論としては「ちょっと楽しかった」っていう鳳麗華の意見に一票。一応あの人たちはそれとなく全体像は見えてたからってことで。
　
たぶんこの話って「命を作ることが人には許されていないのかどうか、俺には判らない」って猿田が言ってた通り、新しい倫理観を提示した話じゃないかと思うんだよ。士郎正宗の作品傾向から考えても、電脳に魂（ゴースト）が宿るのか？というのと同じように、作られた生命に「魂」はあるかどうか、魂があればそれは「生命」なのかどうかってことだもんな。ってことからそれは疑似生命体を新しい生命だと見なしていいかどうかっていう、生命の定義としての次の段階に行くかどうかな話だよなぁ、たぶん。違うかなあ？
もう一つサブタイの「暗黙知」ってのはちゃんとした哲学的概念だってことを重ね合わせると、この現象自体がたまたま水天町だったってことは考えられるけど、たまたまそういう場所でこういうことが起きた‥‥ってわけではなかったってことか。説明は出来ないけど神霊は存在するってこと？それは人の脳の領域なのか。ってことは宇宙自体が人の脳の中にあり、外にもあるって認識を知ることなのか。
猿田の言ったことと神霊の動きを考えると、太郎と姉の誘拐事件は直接は関係なかったんだよね？「魂抜け」ということと心霊現象を脳科学的に分析するということが太郎たちに必要だったってことか。あと本当は誘拐されるのが大神信だったはずだというので、大神拝礼会の説明的なことか。（でもこれだと臓器目当ての誘拐事件は関係ないような）
ということだと一番の元凶は大日本ラボがバイオノイドを作っていたってことになるよなぁ。それがたまたま大神拝礼会があり亀岩神社があった、そっち方面でちょっと特殊な地域だったのがこういう状況を引き起こしたってことか。亀岩ダムにそういう神霊が集ってて幽世と繋がっていたってのもたぶんたまたま？
疑似生命体の神霊らしき物に反発した土着の神霊たちがそれを排除しようとした動きが、いろんなことを活性化させたっていうことでいいのか。それが人の脳にまで影響を及ぼす（人によって違う）ほどの幽世と現世の堺が曖昧になるような現象として、人々の目に移ったってとこかなー？
もうちょっと「暗黙知」について調べてみたけど、ここの話がそれっぽいかなー。（自分メモ：http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1042.html）
マイケル・ポランニーのいう暗黙知の概念を正しく理解して活用すると、この話がそういう話だっていうのは判るような気がする、というかたぶんこれかな。
太郎たちが魂抜けして脳と幽世の神霊のことを知り、その他もろもろの出来事を「知っている」こととして「行動」したことが「暗黙知」として働いたからこそのあの竜神様（神霊）の融合と解消が水天町で行われたってことでいいのか？（大日本ラボは閉鎖だろうか？）
で、その結論は最初に言った「『人が命を作ることは許されていないのか』が未だ誰にも判断出来ることではない」ってことですかね。生命科学や人工知能研究に安易にNOとは言えないっていう話？
　
細かいとこもちょっと拾う。
前回の予告で入ってたセリフは予告だけのハッタリだったかｗ
都の名前を呼べなかった太郎が、やっと名前を呼ぶことが出来たのは、詳しくは判らんけど都に憑いてたのが一言主神、つまり言霊の神ってことから、太郎が都の名前を呼べば本当の都が戻ってくるってだけだったのかな。そも、都にお姉ちゃん生まれ変わりって言うある意味「呪い」を掛けたのも太郎だもんな。
平田先生は後ろ盾なしで単純に自分の研究のために太郎のカウンセリングをしてたってだけで、裏のないいい人でよかったよ。太郎にも謝ってたけど、別に悪いことではないよな。平田先生が後ろめたかっただけで。
信が貝原家に置いてきたナイフを大神拝礼会の黒服たちが持ってたってことは、やっぱり貝原家に火をつけたのは大神拝礼会か。鈴木さんの読み通りだったね。
大神家を潰した土砂崩れって自然現象じゃないよなあ。猿田たちの仕業？それともたまたま？（ってのはないよな、絶対‥‥）
まだあるような気はするけど、そんなとこか。

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