そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ロス:タイム:ライフ#9「引きこもり編」

http://wwwz.fujitv.co.jp/losstime/index.html
最後は面白かったなー。何か妙に見ごたえあったし、最後はちょっと泣けた。
一応締めは筧監督だったけど、結局この人がやんないとダメなのか?脚本くらいは全部に監修入れて欲しかったと思うけどな。それくらいのクオリティコントロールは出来るはずだけどー?今回の脚本は看護師編と同じ人だけど、あれがあまりにもナシだったから、ちょっとそのままでは比較出来んよな。
このドラマのコンセプト自体が「突然の死に際して人生の心残りを降ってわいたロスタイムで解消する」だから、話の筋立てがそういうシチュエーションでそういう話なのは仕方ないというより、そういうドラマだからってことなので、違うシチュエーションっていうのはそもそもないんだよね。
そういう意味では、今回の三浦謙太郎は引きこもりだからこそのやり残したことや心残りのことがないと思ってる人で、そうじゃないって気がついたところで人生をやり直す、「ロスタイムの悲劇」ならぬロスタイムの人生逆転感動話ってとこか。まあそんなのもっと早くに気がつけよって話だけどさ。しかしその間、半死人なんだよなー。まさに「死んだ気になって」なんだけど、お母さんが倒れなかったらどうしてたんだろうな。
ロスタイムが結局12‥‥年、引きこもってた時間がまるまる無駄だったってのはヒーローショー編があるからそれはそれで納得出来る‥‥けど、人には考える時間ってのは必要だから、"無駄なプレイ(時間)はない"とは言うけど、その無駄にした分をやり直せるって、人生2倍くらい得してるんじゃないか?(笑)
最後の食事にモチが出てきて、一応モチを詰まらせて死んだってことを思い出させてるし(食ってないけど)、三浦がかなり達観してる人ってことで、その日にきちんと死にに自分の部屋に戻ってるとことか、潔いというかその潔さにちょっと泣けたよ。達観してる三浦が病院でモテモテなのは、彼が人を助けることしか考えてないからだろうし、死ぬ日が判ってて、その日までやりたいことはやってきた、妹の結婚式には出られないけど心残りはないという、自分より他人というところがカッコいいところ。病院スタッフは過去を知らないみたいだけど、死んだということを抜きにすると、引きこもりから一転、医大を経て30代で医者デビューってめちゃめちゃカッコいいけどさ。
このドラマのテーマって、たとえそれが何であれ、やり残したと思ったことをやり終えたら人はさくっと死んでもいいんじゃないかってところだと思うけど、そういうときに自分のことじゃなくて他人のことを考える方が人の終わりとしてはキレイ‥‥みたいなのはあるなぁ。結局それが本当に判ってたのが筧監督だけだったってのは何だかな。
今回は審判団もちょうどいい感じで、これもやっぱり一番扱いが判ってるのは総監督なんじゃね?
スペシャルは温水さんで前後編か。うーん、ぬっくんは特に好きじゃないから、やるのはいいけど前後編でなくても‥‥と思っちゃうんだけどなー。それなら最初から全11回でやっといて、ぬっくんのSPは12人目の選手、サポーター編でいいのに。