そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

おせん#8

http://www.ntv.co.jp/osen/
ゲストがまた加藤雅也!しかも微妙に重要な役!話が終わりそうにないと思ったら2週続きか。
そして喜久右衛門様(@富豪刑事)まで‥‥市毛さんが奥さんやればよかったのに!(そんなムチャな)
たまたまこないだ本枯鰹節職人のドキュメンタリーみたいなのやってたけど、ロケしたの同じとこなんだろか?ちょっとそんな感じだったけど。(ちゃんと見とけばよかった)燻してる間の薪の管理とかつきっきりで大変らしいよ。
そういや鰹節の表示って違うよなーと改めて思ったけど(表示が違うのは知ってるけど、普段使わないからそんな厳密な違いとは知らんかったよ)冒頭から表示偽装ネタとは、この時期結構なボウケンだなー。
 
それはさておき、今回も現代日本から消えていく古き良き物を守る‥‥ってことでは4話の2号店の話とか5話の家の立て替えと同じ展開。ちゃんと手間をかけた良いものを出してその価値に気付かせる‥‥という一升庵の有り様からしたら、そういう古き良き価値観を守り啓蒙するというのは、このドラマとしては正しいと思うから似たような話になるのは仕方ないけど‥‥といいつつ妙にシリアスというかリアルというか、一筋縄ではいかないのはお金が絡んでるからってことですか。前の2話と違うのはそこかな。ヨッちゃんが給料のことを言わなくなったら現実的なお金の問題がネックになった話になるっていうのは、狙ってんのかなー?
やたらシリアスになってるのは、鰹節作りの工場がこのままじゃやっていけないことの理由が、それを必要とする人がいなくなった(=味の違いが判る人がいなくなった)という文化的な話だけじゃなく現実的な借金の話だからで、焼津の「ヤマジョウ」を買収しようとしてるのが、実はそのライバルの息子、エンプールのカツブシ王子・矢田だったってこと。天才鰹節職人の息子でありながら借金で夜逃げ、鰹節に詳しいからこそ本物の味の違いを判る人がいないなら無くなってしまっても構わない‥‥と思う彼は、本当にそれでいいのかと。あのペンダントみたいなのって本枯れの欠片だよな。お父さんの?
そういう状況を理解出来るのが一升庵の留吉(第2のカツブシ王子?)だったってことで、ヤマジョウの現状を自分の実家の出来事として「いいことだった」と考えてるから否定出来ないって話。一番時代の流れを判ってる人が、何で一升庵のような時代に取り残されたところで働いてんのかな?だからこそ?
ヤマジョウが工場を売買することについて顧客である一升庵の人間がとやかく言ういわれも権利もないっていのは当然で、留吉が言うようにそれは工場の人たちの現実的な生活がかかってるからというのは、留吉自身が身をもって体験した成金生活を考えると仕方ない、というか留吉の実家のことにしたって子供である留吉が借金問題に口を挟めなかったのと同じだしね。
ただ子供時代の留吉はそのことによって恩恵を受けたけど、結局それが時代の流れだといいながら気持ちとしてはやり切れない思いがある。だからというか一升庵の現実はそういうわけにはいかないってのは、それがたとえエゴであっても、おせんさんはそう言って諦めちゃダメってことなのか。ヨッちゃんが言うように本当に一升庵を守ろうとはしてないのは、結局そういう時代だから仕方ないでやんすねぇと言って一升庵のことを大事に思ってくれる人だけの協力で何とか生き長らえてる一升庵=おせんさんの諦めの気持ちが問題だってことだよな。で、それを気付かせてくれたのは友・ヨッちゃんさんだと。(従業員でなく友なことにちょっとビックリ)何気に珍品堂さんもそう思ってたってことかなー。
真っ暗闇の中じゃ右も左も判らないといいながらそういう時代での一升庵の意義が判らなくなって諦めてたおせんさんが、ヨッちゃんの言葉で暗闇も中でも歩いてみれば何とか道が見つかるもんでやんすと悟り、一升庵の存在価値に気がついたと。劇中で何度も言われてるように、おせんさんあっての一升庵なんだからおせんさんが迷ってちゃいけないんだけど、それを迷いといわずに偽善者的だと評するヨッちゃんは厳しいなぁ!スゲーよ、ヨッちゃん。いつの間にそんなに?
茶節の席で「こんなに旨い物を何でみんな食わねえんだ」という社長の血を吐くような言葉が重過ぎるんだけど、ヨッちゃんがパフォーマンスとして茶節を振る舞うくらいじゃ割が合わないよねー。どうするんでしょうか、一升庵とヤマジョウは。つか本枯鰹節って手間に見合わんような値段だよな、だからといって高いとますます一般人は使えなくなるんだろうけど‥‥何でといわれても何でなのか、単に食生活上での物と手間の問題だしなぁ。
なんとなく林さんと話してたエンプールの人が海外担当ってことで、日本の文化として海外で広めて‥‥って展開でエンプールとして本枯節を作ろうってことにならんかなーと思うんだけど。なんか話が重いから感想も書きにくいなー。まとまらん。
どうでもいいけどただ働いてたってだけにしては、ヨッちゃんは林さんに気に入られてるなぁ。なんでだ?
 
そういやおせんさんの裾絡げにウハウハするヤマジョウの社長さん、ライバルの藤阪さんはギャンブルで身を持ち崩し女にはまったって言ってたけど、案外似たようなお人じゃないのかな?奥さんは後妻とか‥‥(李麗仙がそんな佇まいなだけかw)まあ何せ喜久右衛門様だしな、きっと相当なことやってるに違いない、たぶん(笑)←そう見える夏八木さんの演技が‥‥w