そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

Around40〜注文の多いオンナたち〜#11(終)

http://www.tbs.co.jp/around40/
あー、素晴らしくハッピーエンドで終わったよ。や、こういうドラマでハッピーエンドじゃなかったら許されないと思うけどさ。面白かったー!細かいこと書きたいけど時間的余裕がないんで簡単に。
こういうドラマって言っちゃうとあれだけどわりとステレオタイプでもそこそこ面白くなるようなドラマだけに、意外なくらいキャラをきちんと丁寧に描いてるってのが行き届いてるなあと思ったかな。脚本もだけど演出も初回からきっちりキャラが判ってポイントを抑えてるんで、ちゃんと見てれば納得出来るってとこが。
レギュラーメンバーはともかく周辺キャラも演出、キャスト双方でちゃんと判ってるんだよねー。っていうか、新庄さんが意外と上手いなーと思った‥‥んだけど、今初めて気がついたよ、この人(丸山智己)って喜多善男の与田じゃん!うはー気がつかなかった、さすがオレ。髪の毛黒くて役柄が真逆のセレブになっただけでもう判らない(笑)そりゃ上手いわけだ。
病院再建のまさかのホワイトナイトがあの神林さんとは。一瞬誰だっけと思ったけどありか。副院長もそれでいいのって感じだけど、いいんだろな。最初からそういう描き方だったし。そういや院長って出なかったけど、医者じゃないってことかな。単に経営者?見落とした?だから病院は破綻したってことなのかなー?
それにしてもマーくんの「マーくん」がマカロニの「マ」ってのが‥‥笑うけどエエ話や。そしてやっぱ高校生のマーくん、そっくり過ぎて上手っと思ったら佐野和真って、そりゃ上手いよな。筒井道隆のマーくんそのまま(笑)この頃から「見た目じゃなくて中身」だったのね。お父さんの洋食屋を継いだって設定をこういう風にさり気なく別ネタで見せるのも、キャラの見せ方として気が利いてるなー。全体にキャラみんなに作り手側の愛情が行き届いてるんだよな。
今期のドラマってなんだかそういうところで気持ちが行き届いたものばかりって感じで、ホントによかった。
 
話の方も結局「自分の幸せは自分が決める」ってことで、自分が決断した選択だって言うこともあるけど、それよりも自分がどう思うかという心の持ちようの方が大きいって感じの持っていき方だったのが、アラフォー世代の理想的な生き方の提示ってとこか。30代の頃よりはやれること、出来ることが限られてるからこそ先のことより目の前にあることから考えるってのは正しいよ。この世代的にね。
とりあえず、聡子さんは病院に残って恵太郎は北海道。一緒に来て欲しくて知ってたけど黙ってたという恵太郎カワユス(笑)でもまああれで妥当なとこかな。戻るんなら恵太郎‥‥と思ってたけど最後のあれはただ遊びに来ただけなのか、病院辞めてきたのか、奈央とマーくんのことと同じく曖昧なまま?
聡子&恵太郎カップルとは逆の、というかこっちが普通の考え方の竹内夫妻。あの焼き肉の日がリストラされた日ってのがああ成程な感じ。そりゃキレるわな。でも焼き肉で浮かれてなくてもきっと同じだったと思うけど、途中からどう考えても余裕なかったお父さんはリストラ話があったからなのねん。家計的にはともかく、瑞恵が働くことに賛成出来ないのも当然か。当て付けかと思ってたのねー、瑞恵のせいじゃないけど。だって一番最初は賛成してたもんな。スーツも買ってくれたし。
奈央はそれこそ事実婚か?あの状況じゃよく判んないけど。奈央も子供のことさえなけりゃ、新庄貴文の妻路線に乗ってたはずだし、そういう意味では新庄さんは悪い人じゃないと思うしなー。どっちかというと奈央が我儘に見えるよ。ちゃんと子供のことは考えられるから、キッズ事業はじめ仕事も上手くいってんだろうし。新庄さんに食ってかかってたマーくんがそれはちゃんと判ったってとこも、細かいけど行き届いてるー。まあ丸く収まって良かった良かった。
あーそうそう、グランポンで結局北海度には行かない、婚姻届も書かないってことになった聡子と恵太郎がそっと手を重ね合わせるとこでちょっとホロリと来たけど、40代の恋愛はプラトニックby ゲーテ、ですか。成程。フジッキーは二枚目なのに農場とか小ダサい感じがよく似合うなぁw(褒め言葉)ちょっとカワイイよな。