そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ハプニング

http://movies.foxjapan.com/happening/

前作「レディ・イン・ザ・ウォーター」だけ見てないんだけど、基本シャマラン好きなのでネタバレしないうちにさっさと見に行きましたよ。ちなみにオレが好きなのは「アンブレイカブル」と「サイン」(笑)ね。昼間ブランチで優香が「シックスセンス大好きなんです〜」って言ってたんだけど、そゆこと言う人が「シックスセンス」以外を見てる確率ってどれくらいあるんだろう?(優香が見てるかどうかは知りませんがw)
なんて事を思っちゃうほど、つねに悪評酷評隣り合わせなシャマラン作品ですが(苦笑)オレは面白かったです。不思議な後味。
一応以下ネタバレ‥‥だけど、ネタバレって言うほどの話でもないかな。だってそのままストレートだから。
オチに期待するもんじゃなく、その過程を楽しめ系。
 
シャマランは本当に独特の映画作るよな。
今回はお得意のどんでん返しもなくただただストレートに人々が原因不明で死んでいくだけ‥‥理由はちょこちょこ説明はされてるけど、基本的には「自然の摂理は本当に理解することは出来ない」。
でも一応この映画としての原因は、植物の人間に対する攻撃ってことでFA。多少トンデモレベルでもそういう話は昔からあるし、それが判っていても防げない、インディペンデンスディの主人公みたいにそれを予測して敵を特定して立ち向かっていくわけでなく、突然始まった攻撃は約1日後に突然終わっただけって話なんだよ。
ただその間の「見えない恐怖」があまりにも怖すぎ。確かにシャマラン監督自身が言うように一番怖い映画だった。見終わったあと別になーんだってこともなく、とにかく怖いことが面白かった映画です。そう思わない人はこの映画とは合わないってことでいいんじゃないかな。
人々が死んでいく理由は逃げてる時は何となくしか判らないし、判っても防ぎようがない。途中多少の対処法は発見したけどそれも絶対じゃないし。そういう見えない物が原因で人々が自殺していく中、その人々が死ぬとことはこれでもかと言わんばかりに見せつけるんだよ。なんか自殺博覧会。いろんな自殺法が披露されるよ、きっちり最後まで。攻撃とは別に恐慌状態の人が脅えるあまりに人を殺すところもあり。
でも最後のエキセントリック婆さんはよく判らんかった。キチガイである必要あったのか?まあないと思うけど、とにかくそいつも怖かった。いきなりここだけ普通のサスペンス物にw
最後、別に植物の殺人意思に愛が打ち勝ったわけじゃなく‥‥ってのも、無差別っぽくて良かった。変な救いとかない方がいいよな。
劇中で赤潮を引き合いに出してたけど、そんな感じのオチがちょろっと。ホントはあの原因を議論してるTVキャスターと教授がいきなり死んだらどうしようと思ったんだけどさ(苦笑)そりゃないか。
まあ毒素なのかウィルスなのか判んないけど窓やドアの隙間を詰めて防げるものなのかとか、結局どれだけ人が死んだのか判らないとか(全滅なのか、助かった人間がいるのか、その後の復興はとか)NY全滅してるんだよなあ?3ヶ月後、あんな平和でいいと思わないんだけど‥‥とかまあいろいろ突っ込みたいところはあるけどいいや。あ、デザート食っただけ浮気ってもは全然判らん。ギャグ?
まあそういうとこのリアリティを追求する映画でもないしな。電波やテレパシーって可能性だってあるよな?>植物の攻撃
ストーリー自体を言うとしょーもないけど、シャマランはアイデアとか、その見せ方が面白いんだから、これでいいです。シャマランの映画はあからさまなB級ってわけでもない‥‥というか(ある意味C級‥‥)、なんか画面とか音楽とか見せ方が上手いせいか、安っぽくはないんだよなー、不思議‥‥と思いながらいつも見に行くオレはやっぱりシャマラン好きなんですよ。