そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ROOKIES(ルーキーズ)#11(終)

http://www.tbs.co.jp/rookies08/
最終章後編。2時間(正味1時間半チョイ)が長かったこと長かったこと。盛り上がりっぱなし。ずっと試合だったからかなー?
このニコガクの最後の試合(じゃないけど)の盛り上がりというかてんこ盛り展開、泣けたよ。やー、面白かった!
川藤の言葉に勇気をもらい、川藤の存在に力をもらった!そんな感じ。
医者が阿仁屋に「君は今を真っ当しろ」(だっけ)って言うとことか、桧山と若菜が交代するとことか、阿仁屋が痛みを押して頑張るとことかついもらい泣き。最後の円陣組むとこもきたなぁ。そして最後は御子柴大逆転だよ。あー面白かった!アタマ悪い感想でスマン。あんまりお話自体は考えられないんだ、だって障害ありきのストーリーだしさ。細かいツッコミはいろいろあるけどまあいいや。
川藤が結局阿仁屋に投げさせるのって、医者がニコガクナインと川藤の目が同じって言ってたけど、川藤は保護者としての監督じゃないんだよな。もともと野球シロウトだからってことじゃなくて、あくまで生徒たちと同じ目線で動いてるから、みんな動かされた‥‥ってのはあるけど、結局そういうことなんだよなー。だから大人としてはちょっと待て待てと思うんだけど、まあ川藤ひっくるめてアイツらバカだからしょうがないよな(苦笑)バカも貫き通せば美しいよ。むしろそういう状況にしちゃう周りが‥‥って話か。泥の中でこそ蓮の花は気高く美しいじゃないけど、そういう状況だからこそ、川藤の言う「夢」はトキめいてキラめくんだよな。それが青春!
あと、いきなり上坂が川藤助けにやってきたのもちょっと笑ったけど。つか目黒川OBって判ってんなら何とかしろよw
上坂は「昇段試験を受ける」というセリフよりも、タバコを捨てるという行為の方が真っ当になったんだって気がしたな。そういうビジュアルで見せることの説得力って、ここのスタッフは判ってるよな。本当にドラマとしてキチンと作ってるよ。
 
いやお話がもうこれでもかって言わんばかりに試練ばかりでしょ。こういう高校生のスポーツ物、特に野球で甲子園ものって、どうも実感として「そんなに今が大事なのか?」ってついつい思っちゃうんだけど。若い時はそうなりがちってのは、まあ覚えがあるから判らんでもないけど、今の試合と将来を秤にかけるって、どうなんだろね。スラダンとかもそうだけど。そういや予選最後の試合じゃなくて、ライバルとの試合が満身創痍の最後の試合ってのも同じか。
冷静に考えるとフィクションのキャラには現実の将来なんかないから「今」だけを生きられるわけで、現実の自分たちは違うよね。だからそこに理想を見るんだよね?「今」しかないって美しいもんな。
その今が全て川藤ありきで、最後はまさに「One for All , All for One」。諦めなければ夢は叶う!いやーまさにキセキ。現実にはマネしちゃマズイよな。感化されると危ないよw
いやそういうこっちゃないんだけど、そのひと試合にかける情熱って高校野球って半端ないでしょ。部活動停止されちゃったら野球出来ないかって言うと、野球は出来るけど試合は出来ないってだけだよね。仲間と甲子園って言う目標がないと野球が出来ないって思うのがちょっと不思議というか、サッカーやバスケが流行る前からの価値観って感じ。実際ボールがあって3〜4人いればゲームが出来るサッカーやバスケとは根本的に違うんだけど、その辺が教育の一環として組み入れやすいし、日本人的な嗜好に合うんだろうな。
それに教育の一環っていいながらああいう制裁を科す高野連ってのも本当によく判らんのだけどな。何で監督が球場入りしちゃいかんのだろう?ベストの状態でやらせろよ。
そもそもアイツらケンカじゃなくて一方的にボコられただけだし、それに対してフォローしようとした川藤がどんどん悪い状況になってってるだけだけど、そもそもそういう制裁の意味が判らん。まあそういうベタな試練があるからニコガクの満身創痍感が際立つんだけどさ。高校野球ってホント不思議だよ。(全然興味ない)
 
あ、なんか関係ない呟きをするくらいに途中、我に返ったりしてたんだけど(苦笑)
ホントにこのキャストがキセキだよ。少なくともこんなベタで泥臭いストーリー展開のドラマを2時間くぎづけにさせるのって、あのキャスト合ってこそだし。その点ではもう何も言うことがないくらい良かった!最高!
試合が長いから途中で何回か我に返ってたんだけど(笑)、最初の頃はみんなマンガっぽかったって言うか、マンガのキャラを意識してたと思うんだけど、気がついたらそんなことどっかにいっちゃって、そこに彼らがいるようにしか思えなくなってたよ。最終回なんか、オレ本気で市原は阿仁屋だと思ってたよ!(笑)佐藤隆太は最初から川藤だったけどさ。明らかにこのドラマの説得力って、佐藤隆太と市原、小出、高岡、中尾がメインで出してたよな。もちろん他の人もそうだけど。城タンがデカイわりに存在感ないのはどうかと思うけど‥‥まあそれが城タンか(^_^;) 健くんは思ったより良くなったなー。原作知らないけど最終回辺りで出番多くなったのってそういうこっちゃね?健ちんは確かに目で語るよ。やっぱ勘はいいんだよね。このまま育ってくれればいいなぁ。
あのニコガク野球部の絵面と説得力は今年一番の収穫でした。終わった‥‥あれ終わってない?と思ったら、秋のSPに春の映画かー。全部終わっちゃったら寂しくなるなあ。とにかくSPを楽しみに待つよ。まだ終わってないからお疲れさんじゃないよなw