そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

モンスターペアレント#5

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/mp/index_frame.html
最初の印象よりわりとしっかり作ってあるなぁと思うのは、単にいろんなモンスターを出してそれとどう戦うかってのを見せるだけじゃなく、ちゃんと想定されたモンスターペアレントに対してドラマとして話を作っているってとこかな。その点でわりと良心的な作り。
今回はカリスマ校長がクレーマーな親に対してマスコミ操作でモンスターというレッテルを貼ることで、自らの評価を守ろうとする話で、それを高村先生がスパッと斬っていく‥‥ってとこか。今までの中では一番ソツない話かな。
お話としては捻ってきてるんでちょっと面白かった。
ただおおまかな流れは判るんだけど、細かいところでいうといろいろ粗が‥‥ってのはネタがネタだけに仕方ないのかな。
そもそも、先生が暴力を自己申告してきてるんだからそれを隠ぺいしようとした校長が悪いっていうのは、単純だけどこの話においてはそこがキモなだけに重要なとこ。それ以外では結局証拠発言だって子供の言うことだから当事者の発言と信憑性はそんなに変わらないし、先生がついカッとなって手を上げたのが今回だけだっていうこともないような気がするし。ついカッとなるような人は、何度でもついカッとなるもんですよ。
それに何だかんだ言っても問題視された梶田さんがやたらと要望の多い保護者だってのは変わらないよね?子供のことを思って‥‥がどの程度まで常識的なのかにも寄るし、やっぱり受け止め方の問題だしなぁ。
結局モンスターか否かの判断が相対的なものだっていう問題を含んでる以上、どうしようもないというか。ドラマとしての落とし所はあるから、話としてはまとまってるけど。
でも今回みたいな感じはちょっと海外の連続ドラマっぽかったっていうか。
三浦さんが高村さんをちょっとだけ認めてくれたのがよかった。蔵之介のすごく微妙な「にこ」がさ(苦笑)
ガイドになるようなエピソードの選び方とか、毎回はいってる高村先生と城山先生のやり取りがいい感じに息抜きになってて好きなんだよね。高村先生が浮くようないかにもお役所な教育委員会の部屋と、城山先生と話す時の現実離れした都会的な場所との対比もすごく効いてると思う。