そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

セックス・アンド・ザ・シティ

http://sexandthecity-movie.gyao.jp/
 
この映画にあるものは愛でもセックスでもなく、アラフォー(と言うにはもうちょっといってる40代後半〜50代)女性の友情ですよ。真に強いのは女の友情か?ちなみにPG-12だけどモザイク無しの裸とかモロ出しとかセックスシーンがあるんだけど、ホントに12でいいのか?(笑)
TVシリーズは10年前から6シーズンやって、最終回から4年後。どっちにしてもTVシリーズ見てないとキャラ自体は判んないし、シリーズ自体は結構お話の出来にはムラがあるから全てが面白いわけでもないんだけど、この映画は長いわりによく出来てたよ。2時間半、いろんな話がつまってた。全体としてのこの作品の雰囲気が出てればOKなんだけど、そういう意味では確かに集大成。よく出来てて面白かった。面白すぎて泣けました(笑)だってホントにこのシリーズ面白くて好きなんだもん。
ファションも素晴らしかった!初っぱなのキャリーのデカイ花のドレスはどうかと思うけどさw(カッコいいんだけど!)何もかもカッコよすぎ。でもあんな格好で普通の人がNYを歩けるってことはないですよ。あれは派手すぎ、参考になりません。まったく芸能人かと。(芸能人ですが)ヴォーグ誌のキャリーのウェディング特集もありえない!カッコいいのは芸能人だから!(笑)
以下ネタバレ。内容自体そんなたいしたネタバレでもないけどな。だってラブストーリーだし。
 
キャリーとビッグが結婚式‥‥って話でそのまんま結婚するはずはないと思ってたんで、何がネタバレなんだろうと思ったけど、そのまんま。結婚はしなかった‥‥って話。
お話自体はとてもいいし好きなので別にいいんだけど、とにかく、TVシリーズでもそうだったんだけど、ビッグとの結婚がダメになったのって、何もかもキャリーのせいだよな。ものすごい被害者面して、友達もみんな慰めてるけど、どう考えても悪いのはキャリー。40すぎても未だ学ばないなんて!
まあ大体オレはキャリー好きじゃないんだけど、今回のお話でもいつも通り独身主義者だけど、実はちょっぴりそういうのにも憧れてる乙女なキャリーは、式をするとなったら勝手に浮かれて盛り上がって、ビッグの気持ちなんてお構いなしに話は大きくなるばかり。(ビッグはバツ2の有名実業家です)そこで疑問を感じてはっきりさせたかったビッグの気持ちが判るだけに、勝手に一人で盛り上がりビッグそっちのけで突っ走った揚げ句「恥をかかされた!」と言って怒るキャリーのアイタタさ全開(苦笑)ちなみにこの展開もTVシリーズそのままですよw ホント成長しねーなーキャリー。
でもこういうときに何も聞かずに守ってくれる友達が、言って見ればみんなの理想ってことなんだよね。このドラマを見てみんながいいと思うのは、たくさんのファッションやセレブ生活じゃなくて、女同士の友情。
話戻るけどそんな状態のままキャリーは傷心生活なわけだけど、見てるこっちはとにかく悪いのはキャリーと思ってるんだから早く気がつけよと思うんだけど、キャリーは臭いものにはフタをする性格だった‥‥ああ。
やっと半年経ってキャリーが自分が突っ走りすぎたことに気がついた、ああ良かったと思ったら、ミランダの告白のせいで悪かったのはミランダってことになってキャリーは反省しなかった!どんだけ?(笑)きっとまったく自分が悪いとは思ってないよな?(苦笑)
結局最初からビッグが謝り倒して折れてるんだけど(いやビッグは悪くないよ!)、話さえ聞かない、メールは即削除のヒステリーキャリーだから気がついてなかっただけなんだよなー。
だから冒頭のラブレターの話がいきなりひょいと出てきたときは、ちょっと泣けた。ビッグにだよ!(苦笑)上映時間が長いってのは、冒頭の方のなんてことない伏線を忘れさせるという効果があると思うんだけど、その効果が最大限に発揮された感じ。うーんロマンチック!ウェディングドレスの件もね。あとはLOVEにあふれた優秀なアシスタントのおかげ(笑)
それにしても500ドルの未使用シューズを半年以上空き家に置きっぱにするキャリーも相当豪気だよ。まあ最後はめでたしめでたしなんだけど、ハッピーエンドだからって必ずしもそのあといいことばかり続くとは限らないけど、その方がリアルだよな。その辺はこの映画では十分に描かれてるんで、言わずもがなだし。
基本的にオレはキャリーは自分本位で微妙にお姫さま願望があるところ、シャーロットはあからさまにお姫さま願望があるところ、ミランダは妙にリアルなところが痛々しいんで、結局サマンサが相変わらず恰好良いですよ。アネゴと呼びたい。