そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ゴンゾウ・伝説の刑事#10(終)

http://www.tv-asahi.co.jp/gonzo/http://www.toei.co.jp/tv/gonzo/index.html
ああ、キレイに終わったねぇ。
かなり歪んだ愛情の持ち主だった乙部くん、最後の「なんか‥‥ごめんなさい」にちょっと笑ってしまいました(^_^;)だってなぁ(笑)
あと氏家さんがカッコよかったよ!昇進をパーにする部下の暴走を容認してくれるなんて、いい上司だな!井の頭署はいいところだ。
お話としては筋書き通りにキレイに収束してまとまってたような気がするんで、文句ないです。まあこれはこういうもんだよな。こういうもんっていうか、オレがこの手のドラマの筋立てにそんなに感心しないのって、たぶん、ミステリーや推理小説に全く興味がないからだろな。(興味あるのはあくまでその時の人間の感情なので)
乙部が問い続けた「この世に愛はあるの?」に対する黒木の答えは「この世は愛に満ちあふれてる」だったけど、今までのこのドラマの各話で、毎回本筋とは関係なさそうな登場人物に焦点を当てて掘り下げてたのは、ここでこういう風にもってきたかったから‥‥なのね。それら全てが愛に満ちていたって黒木は言いたいんだろうけど、それが乙部くんの求める愛とは限らんけどな。ただ愛に満ちあふれたいろんな要素が絡み合って、真犯人乙部に導いた、黒木の中の杏子の幻が黒木に死ぬことを許さなかったっていうもろもろのことが、まさに神の愛に近い偶然の導きだったってことなのかなー。まあそう思っとく。
このドラマで面白かったのは、出てくる登場人物がみんなドラマでありがちな人々ってわけじゃなくて、過去や心の中にいろんな何かを抱えてて、それがどう出てくるかってことで個性を形作ってるっていうのを上手く見せ、本筋の事件自体を時に判りにくくしたり意外な方向に引っ張ったりしてたってのが面白かったですよ。
あととにかく、東映の公式があまりにちゃらんぽらんで適当すぎてオカシかった。こういう人たちが作ってるドラマだから、あまりシリアスに考えないよ(笑)
なんかもっと言いたかったことがあったような気がするけど、まあいいや。とにかく面白かったです。ありがとうゴンゾウ!DVD、冬とは早いな。1話見てないから見たいなー。