そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

学校じゃ教えられない!#10(終)

http://www.ntv.co.jp/gakkouja/
部室の壁に書かれた舞ちゃんの「みんなが幸せになるように」と言うのがちゃんと実現されたってだけでも素晴らしい最終回だった!
思うに、前回、瞳に「ダンス部のために自分が犠牲になって‥‥」っていうのは、ある意味「愛」ではあるけど、みんなが幸せになるわけじゃないんだよな。と言うことは間違った「愛」ってことだよね。
このドラマで一貫して言ってた「愛」は、自分がハッピーで相手もハッピーな、みんなが幸せになる「愛」じゃないといけないんだよな。その大本の気持ちは「相手のことを思いやる」ことで、そのためには自分が我慢しないで自分らしくなければいけないってこと、一見矛盾するようなことでありながらそうじゃないように上手く丸く収まっているのが上手いし、見終わってとても気持ちがいいです。
舞ちゃんが言ってた、「本当に大切なことは自分で決めなければいけない、でもそれは学校じゃ教えられないの」って、愛の形は人それぞれだしこういう物だってことも他人が決められる物ではないから、だから自分で決断しなきゃいけないってことだよね。それが「愛に従っていれば大人になれる」ってことか。舞ちゃん、良いこと言うよな!成長ってのは、全部自分で決めて自分が責任持つことだもんね。そしてそこには「愛」がないとダメなんだよ。
途中、おバカ叶夢がいいこと言ったと思ったのに、勘違い暴走で一樹にいきなり好きにしていいとか言いだした日にゃ、あまりのバカっぷりに萌えるどころか笑っちゃったけどな!(イヤ別にあのカップルは好みではない)むしろそのおバカっぷりはほほ笑ましいよ。
一樹の決意をみんなが認めることが出来て、それぞれのカップルたちもお互いの気持ちを再確認。別々の道を進んでも仲間だと言うことには変わりないという、高校生の彼らにはそういうことが必要で、氷室元校長と舞ちゃんは一緒にいたいと言う舞ちゃんの気持ちと二人で何かを探すことが必要だという、「愛」と言うのはみんな同じではないんだね。
そして影山先生は、裏があるとかそういうことでなく本当にちょっと自分を見失ってたのか(笑)
教え子舞ちゃんに教えられて、自分の本分を取り戻したって‥‥えーと、大人でも大事なことを見失うことはあるよね(苦笑)
舞ちゃんの学生時代の影山先生が、愛をもって厳しくしてたことを舞ちゃんは自分の成長のための指針にしてたわけで、そうやって成長した舞ちゃんがその教え子を愛する気持ちを、時に突き放して見守るという形の愛にした。何が本人にとって大事なことなのか、舞ちゃんが仲良く楽しいだけが良いことじゃないと気がついたことで、影山先生は学校の伝統とは生徒があってこそ、という自分の本分を思い出した。誰かを思いやるってことは、常に正しく導かれるってことか。なんかとっ散らかってまとまらないけど、言いたいことはそんな感じ。
だから舞ちゃんは影山先生から舞ちゃんの考えが間違ってない、自分の間違いもそれによって正されたという素直な気持ちや、「あなたは灯愛学園の立派な教師です」という言葉をもらうことが出来た。影山先生もそういうことを素直に認めることが出来たからこそ、娘さんも素直に言うこと聞いてくれるようになったってことかなー?
そこに被る一樹のナレーションの『人生で一番幸せなのは、一番言われたい人から一番聞きたい言葉を聞いた時かもしれない。世界で一番嬉しい言葉を聞くために、僕らは苦しくても前に進んでいく。そんな日が必ず来ることを信じて生きていくんだ』が、締めとしてすごく満足いくセリフで、なんかこのドラマは何気ないところで泣かされるよ。
カップルにならなかった一樹は嬉しい言葉を聞けなかったのかと思ってたら、最後に瞳から告白されて、それは嬉しい言葉だったのかどうか‥‥ってとこでドラマは終わり。何この引きのあるエンディング〜?
と言うことで今更ながらに、日テレの動画はMacじゃ見られないと思ってたら、携帯では見られました。早く気がついてれば‥‥!ってことで3年後、何となくメールのやり取りくらいしかしてなかった瞳と一樹は、どうやら付き合うことにしたらしい?良かっためでたしめでたしで。スッキリ。スピンオフムービーは、あまりにもアイツらおバカすぎて笑う!(笑)
なんかホント、いいドラマだった!おバカでエッチだけど、見終わって爽やかな気持ちになったよ!