そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

アイアンマン

http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/

これって間違いなくバカ映画だよね?(笑)
オレはすっごく面白かったし結構笑えたけど、笑いどころで全然笑えなかったって言ってる若いサラリーマンの兄ちゃんもいたから、そういう人もいるかもね。残念な人だ。あと隣のギャルっぽい子たちは「あのおじさん(たぶん社長)、チョーカッコいい!ジョニデのマネしたキムタクみたい!」って言ってたよ!(笑)君ら何を見に来たの?w
いやでもトニー・スターク社長は超カッコよかったです!笑えるくらいカッコよすぎ!(笑)ロバート・ダウニー・Jr ヤバカッコいい!セクシーちょいワルオヤジ
「アイアンマン」原作はあまり食指が動かなかったんで全然読んでないんだけど、話はだいぶ変わってんだよね?(パンフにざっと書いてあったけど細かいとこは違うよな)
映画自体は判りやすくて、人間関係とか説明されてないところあるけど、そんなに問題ないし、大体社長がかなり胡散くさい人なんで、オレ的にはこの人ホントに信用していいのかしらん?くらいかな。まあ敵があの人だったから(ネタバレ?)正しいのは社長だろうけど。
肝心の社長拉致事件が、目障りだから消されそうになったのか、会社の方向転換が気に入らなかったからなのかがよく判らないのが見ててちょっと戸惑ったとこだけど、最初からそういう計画だったのね‥‥ってのが判るのが終盤。まあOK、かな。そんなに問題ではないな、この映画の場合。
バットマンとちょっと設定的に被ってるところもある気がするけど、あっちが真面目にストイックなキチガイヒーローだとすれば、こっちはもうちょいいい加減な感じ?バットマンブルース・ウェインさんの「俺正義」はわりと判りやすいし分析考察もしやすいけど、スターク社長の「正義」も掘り下げたらそれはそれで面白そうね。「俺正義」には違いないけど、真面目に考えるとどっかで行き詰まりそう。だってこの人の正義って場当たり的じゃないか?(笑)
話はわりと単純で、親の代から戦争屋として兵器開発を行ってたスターク社の2代目、天才発明家のトニー社長(社長っつかCEOだけど)は、自慢の新兵器のお披露目中にアフガンの武装テロリストに拉致されて、自分とこの会社の兵器で死にそうになって、先に拉致されてた科学者と一緒にいきなりロボットアーマーを作って脱出。戻ってきたら突然、今まで戦争兵器を造ってたのはあまりにも無責任だった、これからは兵器は造らないって言って自宅で秘密裏にアイアンマンのアーマーを作って、勝手に紛争地域に行ってテロリストをやっつけちゃうわけだよ。
その社長がハンサムで女にモテモテ、自宅は豪邸、毎日パーティ三昧の面白オカシイ天才発明家なんだもん。カッコよすぎる‥‥!
まあ映画じゃ酷い人って言う描写はなくって、単に商売として儲かるし需要があるから兵器開発をしていたってだけでそのための哲学も持ってた、でも兵器使用の現実、人を殺す武器を売ってるってことに気がついたら、金や会社のことを気にしないであっさり宗旨替えするくらいだから、それはそれでやっぱり俺正義で戦うんだよね。
つか、この映画としての敵は一体‥‥と思ってたんだけど、ちゃんといたよ。少なくとも自分とこの兵器で無関係の人たちを苦しめてるテロリストは殲滅する、兵器を不正に流してる人間は悪いヤツ‥‥って判りやす!
最後のラストバトルは「ハルクVS強化ハルク」のハルクと同じく、「アイアンマンVS強化型アイアンマン」って、マーヴェルはそんなんばっかしか!(苦笑)ラストバトルはアクション的に見せるというよりは、ああ、あのネタが伏線ねって判るところが良くも悪くもなんだけど、まあその辺もそれはそれで。陰謀も野望も阻止されて良かった良かった!人間が音速で空飛んで大丈夫なのかってのは華麗にスルー。超高空で凍っててもスルー(笑)
 
で、この映画の見どころはっつーと、とにかくもうアイアンマンのスーツがカッコよすぎる!赤と金のバランスが絶妙で、胸のアーク・リアクターが光ってるのとか、見た目も装着シーンもカッコいいし、一回戦闘するたびに傷だらけなところもリアルでカッコいい。でも壊れても自宅ですぐに組み上がるけど!5時間って!
作業場のギミック描写、ホログラフでパーツを立体化したり作業工程の描写のバーチャルとリアルのバランスがよかったり(立体CADってやつか?)何もかもがカッコよすぎるし、違和感ないってことなのよ。ちょい未来ならありそう、個人でもロボアーマーが作れるよ!お金さえあれば。いいけど自宅はMac使ってんのに会社のコンピューターはDELLかよ(苦笑)
そんで社長がアイアンマンを作るとこがいちいち細かいというか、テストにテストを重ねていく過程を見せてくれててトライ&エラーの連続で、良く生きてたなあ社長ってくらいハチャメチャやってる。お手伝いAIのジャービスも天然ボケでカワイイしな。
そんなこんなで強大な力を手に入れても浮かれないで大人の対応ってとこが、今までのアメコミヒーローとはちょっと違うところか。大人は悩まないんだよ(笑)
まあ兵器は造らないといいながら、お友達は軍の人だしその辺の繋がりはどうなってんのとは思うけど(兵器開発してたから軍と繋がりあるんでしょ?)まあとりあえずいいや。面白かったし!
そうそう、映画のラストが自社の爆発事件(会社で戦ったから)に対しての社長の会見で締めなんだけど、「私がヒーローなんてあり得ないだろ」みたいなこと言う社長が読めと指示された会見メモが「私がアイアンマンだ!」で当人もビックリって、笑った。社長のお友達が「次の機会」って言ってたから続編やるんだろうけど、どう続くつもりなんだ?世間に正体丸判りなのに正義のヒーロー?ええー !?(笑)
んで、映画の最後、EDタイトルの前に続きがあるからのテロップが‥‥(笑)
したら、社長のところに"シールド"のボスからアベンジャーズのお誘いが。ああー、なるほど。というかこれ時系列ってアイアンマン→ハルクだから、ハルクのラストで将軍を誘いに来た社長はアベンジャーズのお誘いってわけね。なるほど繋がった。でもハルクと同じ世界観とはとても思えないっつか、あっちはあんなに切ない話なのになぁ(笑)
とにかく社長がカッコよ過ぎるんですよ。(アイアンマンのスーツもな!)