そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ブラッディ・マンデイ#3

http://www.tbs.co.jp/bloody-monday/
実質的な大筋に絡んでくるような話の内容は殆どなしってことでいいのかなー。マヤ先生を拷問しただけ?そこで括っちゃまずいか(笑)なんか未だに実態がつかめないんだよな、このドラマの。
というか今回のメインは裏切り者あぶり出しってことなのかも知れないけど、突然振られた「裏切り者がいる」って話を唐突に解決しただけってのは、単に話に色をつける程度にしか見えなかったってことで。それが全体にどんな伏線を引いているのか全く感じさせない以上、単にサプライズ展開でしかないと思うのよ。
前回のマヤのマンションから藤丸がかけた電話は一体誰に掛けたんだろうと思ってたんだけど(音弥なわけはないよな)それをああいう風に自分の状況を知らせるために使うのは上手いと思ったけどさ。思ったけど、でもそもそも藤丸、そこまでTHIRD-i って組織を知らないんじゃないのかなー?THIRD-i が見てるこっちからすると全く実体のつかめない組織だってとこも関係するけどさ。それは前回のうちに描いとくべきだったよな。最近のお話って、組織を出しても説明しないものが多すぎる。それ、謎で引っ張るようなネタじゃないから。
THIRD-i では高木パパが裏切り者ってことになってるけど、敵であるマヤが言った「裏切り者がいる」って話は信用していい話かどうかってとこで信憑性は薄いんだし、裏切り者がいる組織に対して裏切り行為に見える行動は、たぶん信用していいと思うんですけど。
というか、オレの中で完全白のつもりな高木パパと加納さんが黒だったら悲しいぞ?(そんなことかよ)
あ、加納さんは白だったけどな。あの状況でホントは黒でしたは意味ないだろw
しかしメール縦読みって、別にあれなら宝生と霧島、別々にメール送りゃいいだけじゃん。たいした分量の内容でもないんだし(苦笑)わざわざトリックっぽい手を使うことでも‥‥ああマガジン的。
こういうサスペンスで、冒頭の電話のトリックみたいなものならともかく、メール縦読みとか尾行の車の色がどうのとか、そういう安い三文ミステリーみたいなことやられると一気に興醒め。ああそういや蒔田光治だったかーって気分になるよ。「24」狙うどころじゃないよ、スタッフ、もうちょっと考えてくれ。それに尾行にあんな派手な車使うか?基本だろ。
学校のシーンも中途半端だし、ちょっと構成的には狙って外してる感じ。特に音弥のことはちゃんと冒頭で出しとくべきでは?
そういうことでやっぱり見どころは藤丸の春馬くんだけ‥‥って、いい加減そろそろキャスト押しもやめた方がいいんじゃないかと。枠的にはキャスト押しの見せ方なのは正しいんだけど、仕掛けが大掛かりだということがあるから、それはドラマの信憑性を落としかねんと思うのよ‥‥というか、主人公メインで描く話としては見せ方がちょっとヘタかなあ。藤丸をジャック・バウアー的に見せたいんだろうけど、組織や物語の背景の描き込み不足というか、いろいろ伴ってない感じ。というか今回の演出の人、単純にヘタです。
春馬くんはいい仕事してますけどね。満足。(タケるんは出番少なくて残念よ?)
嶋田久作がなんかの教祖ってことと、成宮のJが動き出したって、一応仕掛けだけはたくさん撒いてるけど、どうも一見骨太のようで、実態が掴めないドラマだなー。中身スカスカよ?