そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

スクラップティーチャー#3

http://www.ntv.co.jp/scrap/
感想書かないといったけど面白かったんで書く。
カトアイかわいいなー。イイ感じにヘンテコ。「犯人は職員室の中にいる!ね、はじめちゃん!」じゃねーよ(笑)ちなみに漁師のおばちゃんは海猿でもない(笑)>杉先生
今回は特に面白かった気がしたんだけど。意表をつく展開もあって、いやビックリした。しかもちゃんと話に絡んでるとこが上手いよ。
なんだか今回、アバンの滝ちゃんのナレーションからして「野ブタ」っぽかった気が。一瞬木皿泉かと思った。話もね。杉先生が修二で久坂が信子、スーパー中学生たちが彰みたいな?あと升毅の校長が空気ってこたないよなってとこも、何だか野ブタテイストだった気がする。
 
謎のスーパー中学生が、未だにどういうスタンスなのか判らないところが謎めいてて不思議感を醸し出してる気がするんだけど、滝ちゃんに総額3万8千円で買収されて犯人探しを手伝ったり、でもどちらかというと先生たちのダメっぷりを明らかにしたかったり、筋は通ってるようなんだけど彼らなりのスタンスがあるところが全体に効いてて面白い感じ。一体どんな目的が?彼ら何者?
この話で面白かったのは書き込みの犯人・四方田が単なる腹いせの書き込み行為をやめるに至った理由が、それを生徒に暴かれたことの自分の自尊心や、杉先生の心からの土下座のお願いなんかじゃなく、久坂の好意の書き込みだったってことね。
自分の卑劣さを理解していながらたかが生徒の言うことと侮って些細な憂さ晴らしをやめようとしないこと、杉先生に人を傷つける言葉を使っちゃダメだと言われてもその意味を本当には理解してなかったこと。普通そこまでいったらドラマ的には改心するだろと思うんだけど、しないんだもん。でもこの学校はダメ教師ばかりと言われてても、本当の教師としての四方田先生は、ゴッホの逸話を生徒に語って聞かせるような先生だったってことで、つまり自分の話を聞かないからと言う理由で沢渡を嫌っていた四方田先生は、その自分の話をちゃんと聞いてて感銘を受けたという久坂の書き込みで、本当は自分がどう評価されたかったのかに気付いて改心する。セコイ悪事で自分の信頼を失うことをしているのは自分の未来に対する裏切りで、さらに言葉は他人を攻撃するよりも感謝される方が何倍も嬉しいという杉先生の言った言葉の意味も知ることになるという、単純じゃないところが面白かった。

更に杉先生だけど、自分のお願いの途中で帰ってしまった四方田先生を許すのかと思いきや、職員会議にかけて学校の問題にしようとするし。高須先生が取りなして問題を収めようとするのはともかく、なぜ付いてくるんだ松尾先生?と思ったら、松尾先生はとんだツンデレだった!ギャッフン。
松尾先生は杉先生みたいな熱血教師に批判的じゃなかったのか?まあ薄々四方田先生ってことに感づいてたからか?あのメンツの飲み会に付いてくること自体、あれって感じだけどさ。結局最後まで杉先生に付きあって、ボートのもやいは単なる偶然みたいだけど、翌日いなければ四方田先生のことは議題にならないしな。どっちにしたって高須先生と一緒に途中で抜けていいはずよ、松尾先生?どうしたいのかなー、松尾先生は。

そういや改心することなく更に悪意の書き込みをする四方田を目撃した久坂くんの心中を考えると久坂くん可哀想。それでも先生たちを信頼しようとするからこそ四方田先生は改心に至るわけで、その久坂の信頼の元は杉先生との絆、でも杉先生も必ずしも正解を持ってるわけじゃなかったってとこで、誰もが完全じゃないというこのドラマのキャラたちは、そこが意外とリアルなのが良いのかもな。

ところで、高杉くんは2話目の合唱でもかなり残念な人だったけど、スーパー中学生トリオのリーダーでルックスも顔も頭もいいのに、どうしてあんなにも残念な人扱いなんだ?なぜモテない?(笑)その辺、スーパー中学生たちが完璧じゃないっていうことにしても、妙な不思議感があるよ。高杉くん、少年合唱団のレコード嬉しかったんだ‥‥(つか滝ちゃん、なぜレコード?)
それとどう見てもヅラだよなーと思ってた四方田先生の髪の毛が、最後の最後でヅラだと判るのに、タイミング的に誰も突っ込めないようにしてる演出ってのもよかった。いや、スーパー中学生の誰かが「ヅラだったのか」って言ってもよかったんだけど、彼らはキャラ的にそんなこと気に留めないよな(笑)