そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

流星の絆#6

http://www.tbs.co.jp/ryuseinokizuna/
今回は息詰まるというか、状況がではなく有明三兄妹たちの気持ちが見てて苦しいですヨ。ああそれなのに静菜が本当のことを知ってしまうシーンの挿入歌を店内で歌ってるサギ@中島美嘉〜〜!(爆笑)まったくもう、そんなシーンじゃないのに!ミュージカルかよ!(笑)
メインは静菜に本当のことを話すかどうか、本当に戸神政行が犯人なのか、だとしたら戸神と有明父の接点は何なのかって話。
まあ静菜のことはちゃんと乗り越えていくんだけど、そこでの静菜に対する功一と泰介の気持ちも微妙で、でもこれって静菜が行成に惹かれてるタイミングでよかったんじゃないかなーとか、見てる方からすれば思ってみたり。それにしても功一の「覚えてるよなあ、親殺されてんの。両親殺されてんだぞ!」ってのは、これまた胸に刺さるセリフなんだよねー。ニノ巧いよなぁ。
行成との食事中に静菜が「友達の話として」自分の気持ちを話して聞かせるとこなんか、ちょっと泣きそうになった。ここで、友達の話として話してるはずの静菜の話を行成が良い話だといって「あなたの話ですよ」っていうとこが良かったというかなんというか。
なんつか、このシーンの意味として静菜が本当は行成に話してるんじゃなくて自分の気持ちを整理するために気持ちを過去に遡らせてるってことは判るし、行成が静菜(が成りすましてる高峰佐緒里)の話として聞いて心動かされるってのは行成が"いい人だ"という設定通りだと思うんだけど、それはもうセオリー通りの展開なんだけど、それでも静菜が過去を思い出しながら話すとこで泣きそうになったし、おそらく行成の人を疑うことを知らない性格から言って、ああ言うだろうなと信じられるこの脚本と演出と役者の演技にちょっとやられた感じ。
でも笑うところもちゃんとあって、行成がハヤシライスの件で父親にダメ出しされたことを静菜に話してるとき、静菜は探りを入れるつもりで「誰かに教えてもらったのかも」と言ったときに、つい行成が「もってかれたー!」って言うんじゃないかと勝手にドキドキしたのと(言わねーよw)、その静菜の言葉に感動した行成が静菜を連れてカレー屋にやって来て、勝手にハヤシライスを作り始めるとこ。無視を含めて功一との掛け合いがー(笑)
あと自分勝手に静菜の父親・矢崎の奥さんを罠に嵌めてサギろうとした泰介の、いつの間にかホテル→年上アリかも→兄ちゃんは猿になる!→実は泰介だってバレてた‥‥とこか(笑)矢崎の奥さんの妄想は妄想なんだけど、気持ちとして間違ってるわけじゃないってとこがちょっと複雑。
そして戸神家で行成が聞いた父親の苦労と、その実は接点があった政行と有明父・幸博のやり取りがあまりにも心が痛くって。
功一が言うように人はハヤシライスのレシピなんかで他人を殺したりしないってのは普通の人なら思うことだけど、こないだ柏原さんが言ってた「カッとなったら普通じゃないことをするのが人間だよ」がにわかに信じられる気がするエピソードだと思ったよ。被害者は確かに子供たちに対してはいい父親であったけど、ギャンブル好きで自分の主義で人を測って他人のプライドを踏みにじることが出来るような「ギラギラしたチンピラ」。かたや加害者は厳しい生活の中で理不尽にプライドを踏みにじられ、でも見返してやるためにはそのプライドを捨ててまでも他人のレシピを盗むに至る‥‥って、すでに正気じゃないと思うんですけど‥‥(´Д⊂ヽ
警察に証拠を掴ませるという功一が考えたトリックと、更にその動機も‥‥と、あくまで冷静な功一だけど、この先行成がそういうことを知ることになるのか、功一たちが殺人の真実を知ったときにどうなるのか、なんかもういろいろ重すぎる‥‥しかも静菜は行成に本気みたいだし。毎回笑いつつもドキドキしまくり。