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ケータイ捜査官7#36「ともだち」

http://ani.tv/k-tai7/http://www.tv-tokyo.co.jp/k-tai7/
わあ、今回はすごくまともに面白かった!毎回このクオリティとは言わんけど一月にいっぺんくらいはこれくらいのもの見たいなぁ。
1話で名前だけ出たっきりの富士山に行くはずだった親友・タツローがちゃんと存在してました!(笑)しかも佐野和真です。かぁわいい〜(*´∀`*)
霊感商法ネタなんだけどネット犯罪ともちゃんと絡めてて刑事コンビも活躍。"都市伝説"刑事って、ヤなあだ名だなぁ(笑)海斗刑事が気に入ってるってのもアレだけどw
わりといそういう小ネタ的なこともちゃんと話と絡めて入ってるし、やれば出来んじゃん?(ネットで信者を勧誘するノウハウの説明とか、そういうことが説得力になるんだっつーの。なんで今まで出来てなかったんだ?)
というか今回は脚本もだけど確実に演出が上手かったよ。テンポよかったし、いつもの垂れ流し演出とは違ってやる気あった感じ。あ、脚本の神山修一さんってブンゴーとあの失恋の話の人、演出もそうですね、失恋の丹野雅仁さんか。この人の引っ張ってくるキャストも効いてていいよな。この二人のコンビでケータイもっと見たかったなあ。つかケータイ7ってドラマ自体、話がこんだけ詰まっててこれくらい詰めた演出しないとダメだよな。いつもが(特に1〜2クールめ)いかにスカスカの脚本をダラダラと流してたかって話だよ。
ケイタとタツローの関係性の話をキチンと描いてるからセブンの活躍はクライマックスだけでも満足だし、むしろセブンが入れない話だけどセブンの出番がちょうどいい感じになってるし。完全武装のセブンの攻撃が、人間相手にはただの頭突きってのもちょっと意表を突かれててオカシイ(笑)
そういやセブンのケイタとタツローを「ロットの近い仲」=幼なじみってのもオカシイなw
あと「古い方の東京タワー」って、これいつの話?ああ、明日未来かw 東京タワーが画面に入る絵面はやっぱカッコいいよなぁ。
 
ケイタの成長っぷりって、窪田くんの演技が変わってるわけじゃないからその辺ぱっと見では判りにくいんだけど、(オレが1クール目あまりにつまらなくてちゃんと見てないからか?)逆にその辺が上手く効いてて、一人旅でスキルアップしたと豪語するタツローより実はケイタの方が成長してる(自分が出来ないことをよく知ってる)んだけど、その辺のタツローとケイタの温度差とか、半年ちょっとの間のお互いの違和感とかががちゃんと伝わってくるのもよかった。佐野くんの方が演技が上手いからなんだけどさ。
脚本のタツローの描写もいいんだと思うけど、佐野くんが一人旅に出ちゃうような若者の変化を求める焦燥感と、その裏腹の不安とか強がりとか、親友よりちょっとだけ経験値が上がったと思いながらも何かが昔通りじゃないという違和感を上手く表現してるから、ケイタはいつも通りに見えてもケイタの方が成長して変わったように思えるんだと思うけどさ。
最後、「変わろうとしたけど、変わるのなんて無理だ」っていう騙されてたタツローに何も声を掛けてやれず、「お前、変わったな」と言われても反論も慰めも出来なくて黙ってタツローを見送るケイタがケイタらしいというか、そのケイタを慰めよう?としたセブンを突然現れたゼロワンが止めるとか、いろいろ余韻ありまくりのいい終り方すぎて、しかも流れてるのが「夢見る少女じゃいられない」で、これで終りかよ?と思ったら一応来週にも続く話でホッとした。いくらなんでもこれで終りはないよなw 次回もこれくらいのクオリティで見たいなぁ。脚本・演出が同じコンビでありますように!
それにしてもインチキ八犬士のメンツになにげになすびがいるのも笑ったけど、タツローさあ、数百円の浄財でも教祖・伏姫的にオッケーって、それマズイよ、性奴隷だよ!(苦笑)しかも名前、犬江親兵衛だし!