そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ヴォイス〜命なき者の声〜#2

http://www.fujitv.co.jp/voice/index.html
先週面白かったって(思ったより面白かった、だけど)言ったばかりですが、オレちゃんこのドラマリタイヤしそう!
いや、ストーリーとして何か問題あるわけでも破綻してるわけでもないんだけど、こういうテイストのドラマ自体がキライなの。途中で飽きて、どうでもよくなりそうだった。CM抜きしてたんだけど、しなくていいかなと思いそうだった。(いや、どうしようかな‥‥)
というかこれ、法医学関係あるの?単に新手の探偵ものだよね。推理ミステリーではないけどさ。警察に近いところで正しい情報を手に入れることが出来る立場の人間として「法医学研究室の学生」が必要なだけで、法医学その物が必要なわけじゃないもんな。方向性としては「ガリレオ」と同じで、見ててオレは「モップガール」とか連想しましたけどね。まあガリレオはちゃんと物理学的根拠をトリックに求めてるから数倍マシだと思うけど。
法医学ものだと言われて真面目に法医学関係の資料や書籍をあたったらしいキャストのみなさんが気の毒になってきた。や、そういう"知ってることのリアリティ"は大いに役立ってるだろうけど、このドラマ内での描写は単なるヒマ大学生の探偵ドラマです。
 
医学生としては佳奈子の言うことが正しいよな。なぜ死んだのかという死因を科学的に調べるだけで、その背景は必要ないっていうね。つかそういう法医学部分でお話が作れないからこんな話になるの?死体は語る‥‥でもないよな。死体って必要?
しかも大己の想像した事実って、何もかも突拍子もないというかあまりにもピンポイント過ぎるよ。なんでクレイマークレイマーでフレンチトーストでたまたま卵がなくて、エコ節電してるわけでもないお宅がビデオのコンセント抜いてて(今どきHDDじゃないって辺りでそういう物に興味がない家庭ってことでもいいけど、TV見ないんかよ)、旦那の就職とか元アメフト選手とか関係あんのかとか、普段料理しない人が料理する前にあらかじめ指輪外すわけないだろうとか、それよりたまたまで感電から回復するのかとか、言い出したらキリがないそんなことまで織り込み済みの大己の想像力スゲーとしか。大己は作家になればいいよ、事実は小説より奇なり!事実じゃないけどな。(ドラマだよ)
あの5人の絡みだけはすごく好きなんだけどなー、つかあの5人だけでいいよ。矢田ちゃんも時任も泉谷もいらねー。あの5人のシーン(バラでもコンビでも)は見たいーってだけになんかドラマ自体がツライ。
とにかく一番見ててムカツクのは、先週今週と描かれてる亡くなった人の「想い」があまりにも安っぽいってのが頂けないです。それを成立させるためのトリック‥‥じゃねー、物的証拠と心情証拠がちりばめられて、結果的に大己の推理が正しくなるような展開ってのは仕方ないけど、作り手側に「ほらほら、こんな話だと泣けるでしょ?ね?」って言われてるみたいなのがムカツクんだよ。脚本含めてPのドラマ作りの姿勢の問題だよな。まあ普通の人にはイイ話なんだろうけど、謎解き辺りの夫婦愛シーンの長さに辟易してすっ飛ばしたオレからしたら、そんなシーン入れるくらいなら法医学的な描写とかあの5人のじゃれ合いが見たいです。あーなんかムカツクー。
最後に「たぁのしみですなぁ、はっはっは」って言ったの斗真か?あれは思わず爆笑しちゃったよ。あー笑って終れてよかったよかった。
鶴田真由の老けっぷりに若干ビックリしつつ(全然キレイじゃないよ‥‥)、このダンナ誰だっけと思ったらジョビジョバか。悪いとまではいわないけどこれ月9でしょ?なんかもうメインの5人以外のキャスティングが本当に好みじゃないよ、10年前のキャスティングかよ。
なんか出てる割りにあまり瑛太のキャラが生きてない気がするけど気のせい?斗真もキャラとしてはあまりいい役じゃない気が‥‥その分というか、智やんと遠弥はホントおいしい役で良かったなぁ〜。このドラマのあの二人は何だか絶妙!遠弥のオタク、上手すぎる(笑)
 
追記。
これでやっとよその感想を見に行ける〜と思ったんですが、「diaria soliloquia」さんの感想に爆笑しましたw

でも、そうだとしても「家電製品を操作していて感電死」とか「死の前のフレンチトースト作り」とか「生命を賭けた玉子の調達」とか云った大胆な推理を聞かされると流石に困惑せざるを得ないだろう。

こんな気の利いたことが書ける人にオレはなりたい。(笑)