そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版

http://www.votoms.net/movie/index.html

一応言っとくとオレは「メロウリンク」は大好きなんですがボトムズはたしなみ程度にしか知らないです。「赫奕たる〜」以外のOVAは見てるけど。(でもあんまり覚えてない)
で、これはOVAを再構成した奴なのね。(だからパンフがないのか?)
ペールゼンファイルを手に入れたウォッカムがキリコたち異能生存体を観察するんだけど、結局失脚〜って話ですね。ルスケは改名してロッチナになったんでしょ?本編を最後まで知ってるといろいろ妙な気分になる話だなあ。いやウォッカムに捨て台詞を吐いてペールゼンについてくとこね。ちょっと笑ったけどw
そういう話だから全体として「映画」ではないけど、話は普通に面白かったです。
とにかく見どころはリアルな3DCGで描かれたATってことね。リアルというか拘りがというか、とにかくペイントのはげや汚れの入ったATの外装とか、水中で破壊されたら油が水面に浮いてきて火がついて燃えるところとか、拘りありまくり(笑)
作画が全体に前半の方が甘くて、後半に行くに従って馴染んでくるのは、OVAの再編集だからか。最初キャラ絵がどうしてあんなに下手なのかと思ってたけど、惑星モナド辺りから作画も良くなってきたというか普通になったしな。マジで「アイアン・ジャイアント」みたいな3DCG→2D化アニメーションかと思ったくらい(苦笑)
ATの3DCGも前半の方はゲームのイベント画面みたいで、やりたいことは判るけどどうにも微妙だなあと思ってきたけど、これも途中ガレアデの雪の中の戦闘辺りからはキャラがセルで背景と特効が2Dで3DCGのATと妙なマッチングが面白い感じの画面になってたなあ。これはこれでカッコよかったよ。うん、後半の画面はかなりカッコよかった。もうちょい画面のトーン落とした方がリアルっぽく見えるような気がしなくもないけど。
なんていうか、元がアニメだからってワケでもなく、ハリウッド的なVFXのメカ描写とはまったく違うところにあるよね。動きもテクスチャも。とにかくあの汚し系のテクスチャはボトムズじゃないと成り立たないか。手間かかってそう〜。
それにしたってポリマーリンゲル液の調整でスーパーフリーズ現象に対応出来るの?AT乗りのパイロットスーツって-200度大丈夫なんだっけー?あれも異能生存体だから‥‥ってことでいいのか。ビックリしたよ。
とにかくボトムズ本編知ってるとキリコが死なないのは神に近いものだから(でいいよね?)っての知ってるから、他の4人が自分も異能生存体かもと思って浮かれてる(んだよな?)とこはちょっと気の毒な気分に‥‥(^_^;)そりゃ、運がいいだけなんだから、生きるための努力をしなきゃ死ぬよな。殺しても死なないキリコとは違うよなー。まあペールゼンも罪な研究をしたもんです。
時系列がイマイチ頭に入ってないけど、このあとPS計画なんだっけ?ボトムズってある意味メカ戦闘SFってワケでもないので、「キリコ〜異能生存体伝説」の始まりと思えば興味深いお話だなあ。
最後EDは久しぶりに塩山キリコを見た感じでした。塩山原画だよな、構図からして。そして「炎のさだめ」がテーマ曲だったのがちょっとウレシイ。いい曲だよな〜
新宿ピカに飾ってたジオラマ