そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ケータイ捜査官7#38「誰かが見ていた」

http://ani.tv/k-tai7/http://www.tv-tokyo.co.jp/k-tai7/
水戸さんの社会的な肩書きってなんだったか覚えてないけど、仮にも秘密組織の技術者が審査員をやってるコンテストに同じ組織の技術者が出て優勝しちゃっていいんですかねぇ?
その辺は百歩譲って置いとくとしても、現実的で平和的なアイデアを出した虎夫が準優勝、現実的でなく武器になるようなアイデアの森下が水戸さんの「カッコいいから」って評価で優勝でしょ。
今回の話のテーマが「どんなに役立つ技術も使う側の運用次第」って話であるなら間違ってはないんだろうけど、相当微妙というか、この筋立ては間違ってると思うなぁ。つか、セブンのグラインダーと警察の監視ネットワーク構想のことを対比にするんなら、脚本下手だとしか言いようがないなあ。
結局危険な武器やアイデアも、カッコよきゃいいのかよって話になるじゃん。実際は使う側の問題なんだけど、そこがそもそも"アンダーアンカーは正しい"って前程なんだから話にならない。警察より倫理的にしっかりしてるかどうかって、今までの描写では根拠ないよね。(そういやアンダーアンカーに裏切り者がいるって話、どうなったんだ?)
虎夫のやったこと(監視システムにハッキングして森下を犯罪者にしたこと)は悪いことだけど、森下のアイデアを人殺しの道具になるものだと言って非難したことは間違ってないよね。これが逆で、殺人兵器になるからってアイデアを認めてもらえなかった森下が逆恨みってんなら話として判るよ?
実用が現実的でないアイデアを努力して実現させたのがセブンのグラインダーらしいけど、グラインダーってそもそも分子レベルで物質を破壊するんだからかなり危険な武器だよね。ケータイ捜査官に実装して、正規社員でもない高校生がそれを管理してていいのかなあって気がするんだけどさー。
その辺の作り手側と劇中(アンダーアンカー)の「カッコよければいいじゃん」って考え方のリアリティのなさの微妙さがどうも引っかかる話でした。もうちょっと上手く作れんもんかねえ。
それで最後の締めが瞳子さんって‥‥と思ったらまた来週は瞳子さんの恋愛ネタだしー。カラオケネタといい、そういうの面白いつもりでやってるんだろうけど、詰まんないからやめて欲しいなぁ。ああいうネタ自体が詰まんないんじゃなくて、ああいう楽屋オチ的な見せ方が下手なのが鼻につくんだよな。もうちょっと普通のギャグで見せられないものか?来週、ゼロワン、もしくは間明が出ない本筋に絡まない話だったら相当残念だよ?