そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜#5・6

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/naniwa/
北前船始末」の前編・後編。うっかり溜めてました。今日は8話の放映なのに7話もまだ見てないよ。
そういや一応窪田くん目当てで見てるオレよりもケータイ数話でリタイヤした相方の方が熱心に見てるから、なんでと聞いたら「陽だまりの樹」が好きだからと言われました。そういや奴の本棚にあったけど読んでないや。読めといわれました。
それにしてもケータイを見てこの緒方章に窪田くんをキャスティングしたこのドラマは、多少窪田くんに合わせたところはあるんだろうけど、もともとのキャラ造形の狙い通りになったってことなのかなぁ。なんか違和感ないよ。(何に対してってわけでもないけど)
緒方洪庵天然痘の研究をすることになったきっかけの話ってことで、全9話だから掛け足にしても全体の展開としての構成は上手いなぁ。
引きこもり気味の本の虫だった章が、本の中だけでは知りえないような体験をして生き方まで変えていく、その大本は章自身の向学心だったり知識や頭のよさだったりするんだけど、医学というものが人を診るものである以上、人と交わって人を知らないと医者になんてなれないのは、この当時の方がもっと当たり前の志だということだよな。
そのきっかけの話としては天然痘の恐ろしさとそれをなくしたいという気持ち、医学が金になるということ、正しい医療の知識となんのための医学なのかということを章が実感する話としていい話でした。そんな中で左近が章をちゃんと頼りにしてたり認めてたりという描写もあるから、確かに章が成長してるというのも判るしね。あ、天游先生たちもだけど。先生は厳しいけど正しい人だ。そういう師があってこその章‥‥ってことでもあるね。
全編慌てふためいてる印象ばかりの章、つか窪田くんだけど、最後の船着き場での別れのところはすごく良かった。でもこの子も演技は上手いんだか下手なんだか未だ判断つかないなあ(苦笑)ときどきすごくいいんだけど。