そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ヴォイス〜命なき者の声〜#8

http://www.fujitv.co.jp/voice/index.html
今まででは一番面白かった。
とりあえず突っ込んどくと、あれだけ燃え盛ってる状態なのに消防隊が来てない、もしくは来てるかも知れないのに一般人の今成さんがなんで現場に入れたのかってこととその必然性が不明ってこと。何気にというか確信犯的にそこには突っ込んでないけど、今回の哲平みたいな感染の可能性は別に法医学だけのリスクじゃなくて医療従事者全般のリスク、それこそ医者や看護士、歯医者だってそのリスクは等しく負ってるはずなのに、いかにも法医学だけが危ないと言わんばかりの描き方だったってことかなぁ。どんな人が来るか判らないって点では鑑札や法医学の現場は多少リスクが上がるかも知れないけどさ。
まあそういうネタに、CSIを見て法医学を志したというミーハー的な哲平のキャラがちゃんとマッチしてたというところは話の作りとしては妥当だと思うし、哲平の苦悩に関しても今成さんがかつて言ってたように、この仕事をする限りそういうリスクはあるかも知れないという覚悟をもって仕事するということに於いて、最後の哲平の決断は納得出来るかなあ。
大己の妄想にしても、今回のお話自体というか哲平が救われるためには今成さんの人となりやその思想みたいなものを知ることは必要だと思うし、その判断のピースは何となく今までよりは何があったのかを想像する余地はあった気がする。しかしその能力は殆どサイコメトラーの領域じゃないかという気が‥‥(苦笑)
それにしても大己のキャラのすごいところが今回際立ってたと思うんだけど。
亮介たちが仲間の今後に関わる状況からのプレッシャーで、今までのような探偵ごっこに付き合うような精神状態じゃないってことをはっきりと言ってるのに、大己一人それをまったく意に介さないKY(=空気読め)な妄想を繰り広げ、事の詳細を組み立てることが出来るということ自体、明らかに常人とは違う思考回路だよね。どうりで今まで遺族のとこに行って関係者でもないのによそんちの事情にずかずかと足を踏み入れることが出来たはずだよ。ある意味すごい才能。今回はさすがにあまりのKY(=空気読め)さに断られてたけど、なんで断られてたかも判ってないんじゃないかなあ?(^_^;)
佐川が大己を法医学に向いてるというその根拠が、こういう大己の気質の部分だとすれば佐川もすごい炯眼だとしか言いようがない。だって思ったけど、解剖の結果に関しては客観的な事実だけが必要だと思うけど、遺族が本当に納得して救われるためにはそれだけじゃダメな気がするもん。イヤすごい話だ。法医学にそれが必要かどうかは判らんけど、将来名物監察医になれること請け合い。
それにしても何気にゲストが豪華だった気がする。平田満志賀廣太郎に田中実ってイイ感じのオジサンばかり。
そして羽井が哲平のことをお守り10個分とお賽銭千円分くらいは大好きだってことは、よーく分かった(笑)ほほ笑ましい。