そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゴッドハンド輝#3

http://www.tbs.co.jp/god-teru/
相変わらず面白いなあ。オレ的には意外と今期のダークホースだったよ。なのに相方もトンデモドラマ好きの妹も見てなくて、喋れなくてツマラン。ぶー。
思いもかけぬ演出描写というか、手術中に腫瘍が腱にまで及んでるとこでの「セリフを説明図にレイアウトして被せる」という荒技に、輝のセリフが全く頭に入りませんでした(笑)なんじゃこの演出w ステキすぎる(笑)
いやまあ内容的に医療ドラマとして正しいかどうかは別として、ドラマとしては脚本が相当練れてるというか、ちゃんとしてるよね?
患者さんとの気持ちの通う医療を目指す輝と、技術向上のための医療を目指す四宮の対立で、目指すものは同じく医療として出来ることへの志の高さではあるんだけど、心がない四宮の考え方が歪んでるというのは、院長・北見・片岡の見立てとして認識してるんだよね。それを視聴者に見せとくことで、四宮が技術のみを過信して輝の優位に立とうとすることがそのまま彼女自身の哀しさになるっつー話ね。
まあそれを「バカだなあ」で済ませないこの話はドラマとして良心的で、描くべきことに筋が通ってると思うし、そこんとこの判りやすいストレートさが面白いんだと思うけど。
今回は内臓関係の手術じゃなくて、親指っていうのもちょっと毛色が変わってて面白かったし、指の手術に絡めて親子愛を描いたり、そのテンションの高さも面白かった!
輝が父親の助けたいという意思を受け継いで奇跡を起こせることはすでに設定として自明の話の中で、父親に捨てられた矢口とその父親の愛情を野球で見せる話としてだけでなく、四宮の「女だから父親に期待されてない」ということが技術信奉・技術至上主義という歪みの原因であり、思いやりの気持ちを持てなくなった人格形成の理由や現状をちゃんと描いてるから、最後の感謝に値しないことを自覚しているという流れにキレイに繋がってて気持ちいいくらい。
それぞれのシチュエーションやドラマ上のモチーフがちゃんと伏線だったり対比だったりってのも上手いです。
矢口が佐野和真だったのもナーイスなキャスティング♪
四宮についてはその上で父親よりもお兄ちゃんの四宮連がどう絡むかがちょっとお話として期待です。あの変な医者っぽいやつもね。何あの人w
あとはイヤミを本人に聞こえるようにいう輝がメチャカワイかった!(笑)自分の好みとしてストライクゾーンどころがボールにすらならない位置にいる平岡祐太がチョーカワイク見えた!この役はいいなぁ、スゲェいい(*´∀`*)
あと手術の観察室にいる矢口のお父さんに手まねで説明してる院長‥‥という背景芝居を入れとくここのスタッフの丁寧さはすごくいいと思います。やるなぁ。