そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ROOKIES〜卒業

http://rookies-movie.jp/index.html

ヤクザ映画を見た人が肩をいからせて映画館から出てくるように、映画館出てきたら一点の曇りもなく円陣組んで「GO!ニコガク、GO!」と言いそうになる映画じゃった。(誰とだ)
とにかくあの奇跡っぷりにはなんも言えねぇ。あれはご都合展開じゃなくてキセキなんだよな。良くも悪くも展開が神がかってる(笑)まあ二時間ちょいじゃ、あれ以上は望めんだろが。
TVシリーズの続きだと思えばあの最小限のあるかないかの説明ってどうなのってことよりも、むしろ余計な情報がないせいで試合展開だけに集中できてよかたのかも?つか説明もクソも笹崎も川上以外の他の部員は全くスルーだしな。まあその点は潔すぎて逆にスバらしかった!相変わらずむやみに熱い展開すぎる。
間に合う時間に出たつもりが電車が妙な遅れ方をしたせいで(今日は人身も多かったし何かあったんだろか?)前振り予告編どころか本編にも間に合わないというかお陰で頭の赤星の登場をまるっと見損ねてしまうというオレのせいじゃないとはいえ残念な出来事がありましたが、まあいい。一応赤星の山本裕典がメインのお目当てだったんだけどな。(と川上の武田航平も)
 
初っぱなから濱中平っち絡みで泣かせといて、赤星の本格的参入と御子柴のケガ辺りはこれって赤星@もっくんが主役なのかよ?と思うくらいイイ扱いで満足(笑)
TVシリーズでは川藤に感化された野球部のメンツも、今回は濱中は平っち(勘違い込みw)、赤星は御子柴にという具合になってるのも、なんか熱い魂が受け継がれていくって感じでいいよ。うん。赤星、なんて素直なんだw
つかあれって赤星が良いならいいけどさ、結局プロは一人でも野球というものに参加出来るけど、高校野球は一人じゃ出来ない、甲子園って単に高校野球ってスポーツの頂点じゃなくてみんなで何かを成し遂げること、まあぶっちゃけ夢を叶えるということの具現化というか、そういうことって話だよね。まあ赤星は簡単に感化されすぎって気もするけど、根は良いヤツなのかw
3年最後の夏といいながらあっという間に選抜予選は決勝で、目黒川より強い笹崎との対戦。リハビリをがんばった御子柴もベンチで参加。相変わらず御子柴って一番高校生に見えるぞ。小出くんはスバらしいです。リハビリが本物っぽすぎる。
というかすでに誰がどの場面のメインになってもいいようなこのストーリー展開。熱すぎ。
初っぱなのチャンスを安仁屋の拘りが潰しても「俺のことを殴ってくれ!」で強引にみんなの合意に持っていくとか、関川の飛び込みタッチとか、平っち代打だがランニングホームランならずとか、でもって満を持してキャッチャー御子柴ってそれぞれのメンバーにちょこちょこ見せ場と笑いがあったしね。ニャー!
なかでも指を骨折してしまった「何でいつも俺ってヤツは‥‥!」の若菜がなー(^_^;)若菜って別に好きってワケじゃないんだけど、TVの時もそうだしどうも間が悪いというか残念気の毒な人だよな。濱中連れて手当てしてもらって絆創膏だけってのもあれだけど、それを新庄に気付かれるのがまたねぇ‥‥一人我慢してやる気になってても、むしろそれ迷惑だし‥‥と思ってたら新庄が上手いこと言って選手交代させたりさ。いや思わず泣いたのはその新庄が打席に立つ時に若菜のバットを持ち出して、そのグリップについた血が‥‥ってとこなんだけど。好きなキャラではないんだが、なんか若菜って泣かせるんだよなw (´Д⊂ヽ
まあニコガクは何度もタイム取ってるけど相手はどうなんだよとか気にはなりますがまあその辺もスルーで(^_^;)どうせ川上しか出てないし。
でも最後の一球の前に号泣する安仁屋はどうかと思うけどなー(苦笑)さすがに我に返ったよ?泣くなら投げてから泣きなよ!とか、何でそこで流れを止める(>演出)とか思ったさ。あれはちょっと興ざめたよ。あそこまではよかったのになあ。最後の一球でどうなるか判らないのに、しかもそこでみんなのテンションの糸切ってどうするんだって、ちょっと空気読まない平っち(だったよね)も恨んだw 余計なこと言うなバカー!ずっと拳を握りしめてニコガクナインと同じ気持ちで試合に臨んでたから、見てるオレもちょっと集中の糸が切れたよ。まあそこくらいかな。
上手い具合に要所要所でハマるキャラとその言動があり、ストーリーが成り行き任せでも全くストレスない試合運びにそっちの方が奇跡って感じ。なんか10分おきにあの チャラララ~ラ~ っていつものテーマ曲がかかっているかのような錯覚さえ起こすくらい感動の連続だもんな。
最後の卒業の言葉はあれ、どうせアドリブだよね。この作品においてああいうのがアドリブじゃないわけないよなw(「おまかせって書いてあった」って!>パンフ)まああれもうーんって感じだけどまあいいや。お話には余計だけど、キャラ萌えには必要なんだろな、これ「卒業」だしなぁ。
映画自体は面白かったし相当入り込んで見てたんだけど、彼らが川に入るシーン(しかも夜!)や応援の子たちの半袖見て、寒かったろうに‥‥と思うくらいは冷静だった気はするw

キャストはTV終わって時間置かずに撮っただけあってそのまんまだし、石田くんの濱中ももっくんの赤星もすごく良かった。濱中、キャラは薄いけど出番はあったよな。
川上の武田くんはいかにもああいう高校球児いそうでハマりすぎ。あのための坊主だし、 気合い入りすぎ。そういや左投げ左打ちだったけどあれはキャラに合わせたのかな?ちょっとフォームが若干ぎこちなかった気がしたけど、武しゃんは右利きだよね。トイレ待ちで山本ファンらしき女子たちがヤバカッコいいって言ってたヨ!そんな人たちはぜひ今週の日曜朝8時を見るといいよ!w
今日はレディースデイなのにかつてなく制服姿の学校帰りの高校生男子(女子も)が多かった気がするぞ。子供も。そういやどこの場面だったか、わりと緊迫したああ〜残念‥‥みたいな場面で(ケガした若菜がタッチアウトになるとこだったかなー?)、子供が「なんでー?」って言って場内の笑いを誘ってせっかくの良いシーンが‥‥ってのがあったよ。や、和んだけど、和んだけどな‥‥( ´Д`)
まあとにかく映画としてはどうよって作品ではあるけど、出演者たちがこんなにもこの作品に入れ込んでて本気でやっててその熱が見てるこっちにも伝わってくるようないい映画だと思いました。これはこれでありです。