そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

任侠ヘルパー#8

http://wwwz.fujitv.co.jp/ninkyo-helper/index.html
零次が隼会の人間だってことに衝撃ですよ。彼も任侠ヘルパーだったのだ。つか自分でも再々書いてたけど、どうりで正体は知らない(と思われてた状態)でも彼らに対して物怖じしないと言うか、肝が据わってると思った。ちょっと目端の利く人間なら彼らが堅気じゃないってことくらいは判るよなあ。
でも彼らの誰も零次のことは知らなかったのか?というか入れ墨入れてるってことは、他の任侠ヘルパーなやつらと比べても相当な覚悟のヤクザってことだよね。(というか介護しててあの場所の入れ墨って、なんてバレそうな‥‥)
ってことは本当の幹部候補は零次かなー。もしくは鷹山の若頭が新しく始めようっていう介護事業の実質的トップか。たぶん会社の乗っ取りの黒幕は鷹山なんだろうなあ。相島さんまで出てきちゃったけどw
組長大暴れの時の、彦一が「動きがいいって」言ってたけど零次はクロックアップでもしたのかよ(笑)対処が素早すぎるw
 
話は介護施設姨捨山かどうかって話だけど、鷲津組組長の話は隼会にいらない組長を始末してもらって、抗争の火種を作ろうっていう体のいい追っ払いだよな。使い物にならないんなら死ぬ間際に役に立てって感じの。施設に預けっぱなしで何だかんだで見舞にも来ない家族より質悪いというか、完全にエサのつもりであそこにおいてるんだからなぁ。組長は気がついてないだけでさ。
鷲津組長が捨てられたと思いたくないことで、同室の夏夫さんに感情移入して仲良くなっていくっていうのはわかるんだけど、見舞にも来ないのに父親だからという理由で延命治療をして「生きてさえいればいい」と言う息子に対して、「それは自己満足だ」という鷲津の言い分は一見人道的に正しいんだけど、このドラマのいつもの描きようから言うとたぶんそれは間違いなんだよね。
最近"本物のヘルパーみたい"な彦一の言う通りそれは家族の問題で、せっかく助かったんなら植物状態でも生きていた方がいい、庇ってくれた彦一に「父も喜んでることでしょう」っていうのは、「家族の気持ち」として正しいんだからしょうがないんだよ。たぶん全然見舞にも行かなくて死んでても、豪勢なお葬式を出して故人も喜んでることでしょうっていう遺族の気持ちと同じで、それを残された家族の自己満足って言う人がいないのと同じように。
だから単純に鷲津の感傷に過ぎないって言っちゃったらそれまでだけどさ。捨てられた当人の身だから捨てた側が許せないってだけで、捨てる側に回れば同じことするんだよね、たぶん。まあ組長の扱いはそれよりもっと酷いんだけどさ。
結局このドラマって、介護は家族だけの問題じゃないってことをいいながらも、家族というしがらみに拘ることについて拘り続けるのかなあ。家族だから出来ることをいかに他人が代行することが出来るのか、それはどんなに大変で、本人にとっては楽しみもあるけど寂しいことで、結局は家族だってことを言いたいのか。

まあ今回の話はまだ終わってないみたいだからどうなるのか。あんなチョイ役のために梶原善をキャスティングしたわけじゃないだろうし、夏夫さんが書いてたメッセージ?が何だったのかも気になるしな。
でもって、りこがまんまと鷲津組の計略に乗って組長を殺しに来たけどどうなるんでしょう。零士が止められるのかどうか。(クロックアップか?)零次の正体はいつ知れるのか。(ワームってことは?)←ないない
でもって晶の会社はどうなるのか。そのまま何もしなくても晶は会社を譲り渡す気でいるのに、ドラマ的には何か一悶着ってことでしょうか。そして家のあんな高い位置に涼太がどうやってメモを貼ったのかも気になりますよ。頑張れ涼太!
あと鷲津組長を極道と知ってて入所させたり、いろいろ案外肝が据わってる所長はホントは何者なのか?それともそんな裏はないただの百戦錬磨の天然なおじさんなのか?眼鏡のヘルパーさんも意外と出番あるなあ。
まだ8話なんだけど、全何話なんだろ。どう終わるんだろう。今期で一番良い意味で予想を裏切ってくれるドラマなんで、最後もキッチリ決めて欲しいなぁ。