そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ダンディ・ダディ?#7

http://www.tv-asahi.co.jp/dandy/
龍之介センセーカッコイー!
デートはしても最後まではいかないなんて、なんて安全なオトコなんだ!デートの楽しさだけを楽しみたいならうってつけすぎの都合のいいオトコだよ。しかもオシャレで流行のお高いレストランの食事は龍之介持ちで、きっとお買い物とか付き合ってくれてなんか買ってくれちゃったりするんだよなー(そこか)いいなー。オレも、いやアタシもデートした〜いv(トートツにカワイコぶってみる)龍之介先生スッテキー♪(アカラサマに褒めちぎってみる)
つことは今まで龍之介が言ってた「恋」ってのはみんなそんな感じの安全パイデートというか、楽しいお出かけの時間だったってことね。えーじゃあ、今まであかりって龍之介のそういう女生徒のお付き合いのこと、どう思ってたんだろう‥‥?
そこら辺のあかりの気持ちがまったく感じられない南沢奈央の今までのこの役に対する役作りもさることながら、相変わらずまったく可愛げのない棒演技で、せっかくのいい話が微妙な話になってる気はするよ?
この話ってさ、恋愛マタドールと言われる伊崎龍之介が実は亡き妻・みのりだけにしか本当の恋愛感情は持ってなくて、今まで恋愛という意味ではまったく心動かされたことがなかった、そこに母親と似た女性が現れたらどうなるのかって話だけど、あかりが今までの父親の恋愛ゲームをどう捉えてたかってのが重要なわけじゃん。あかりの目線=視聴者の目線なんだから。
まあだいたい、恋愛小説家だから恋愛をするのも仕事のうち‥‥ってことを、娘としてどういう気持ちで容認してたのかってことは、本来役の気持ちとして常にちゃんと持ってなきゃいけないんじゃないかなあ。そういうのがあってなおかつ、恋愛に寛容な父親だけど本当に娘に恋人が出来たら気が気じゃない、それを鬱陶しいと思うかどうかって話だよね、今までのコバちゃんとの話って。そういうとこ全然感じられなかったけどさ。
似てなければOKだけど似てる相手と恋に落ちるのは嫌ってのは、要するに自分の父親が見た目に惑わされるような安っぽいオトコなのが許せないってことであって、単に娘的な嫉妬とか、母親の思い出を汚されるのが嫌だとかそういうことだけじゃないと思うのね、このドラマのお話の場合は。(もちろんかれんが龍之介につけ込もうとしたのは似てるってとこで、更にあかりの嫉妬を逆手にとって強引に入り込もうとしたんだけどね)
なのにそこら辺まったく判ってないような南沢奈央の可愛げの無さと中途半端な演技にに見てるこっちがどう捉えていいのか判りません。そんな父親に大事に育てられたあかりの恋愛観ってのも全然判んないんだよね。本気っぽい様子に嫉妬してるって話ならまだわかりやすいけど、今回の話はそうじゃないもんな。完全に力不足です。あーガッカリ、あー残念。なんであかりが「龍之介がかれんを振るに100まんじゅう賭けた」んだと思ってんだよ、奈央ちゃん。見ててイライラするレベル。他の人が良いだけに。オレなんか龍之介が「本当の恋」を語るだけで泣けたぜ。館さん、こういうのやらせると上手いよなぁ。その演技としてのメリハリの付けようと気持ちの持って行きようがさ。
その気はないけどかれんのアプローチに乗ったふりだけする龍之介の態度はたぶんいつもの恋愛ゲーム感覚で、かれんみたいな野心を持ってない女性ならそれ自体を楽しめるんだろうけど、かれんの場合明らかに龍之介を踏み台にしようとしてるわけだし、要はそういう恋愛は楽しくない、それは恋愛じゃないって言いたいんじゃないかしらん?そんなことを恋愛ゲームと称してネタにして小説を書いたって、そりゃ人の心を打つ物は書けんよな。
龍之介のいう本物の恋愛ひとつだけで、いくつものストーリーが出来上がるってのは、恋愛のシチューションが問題じゃなくて人を愛する気持ちが重要なんだって話だし。
まあそこら辺、かれんの書評の仕事を断った泰三の「貶したくなるほど面白い」ってのは、さすがに永遠のライバルだけによく判ってるなあと(笑)なかなかにスカッとしましたw。よく考えたら泰三って伊崎龍之介の一番の読者じゃね?(笑)
唐突な沢村先生の告白に爆笑でしたが(ストレートすぎる!)、後藤ちゃんどうすんのかなあ‥‥って、次回もう最終回?早すぎるよ。もう2回くらいは‥‥南沢奈央に耐えるからさー。